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『ダブドリ Vol.2』 インタビュー05 CHIHIRO(平塚Connections) & KOSUKE(BLACKTOP)

2018年3月15日刊行(現在も発売中)の『ダブドリ Vol.2』(ダブドリ:旧旺史社)より、CHIHIROさんとKOSUKEさんの対談の冒頭部分を無料公開いたします。なお、所属等は刊行当時のものです。

ストリートボール界のレジェンドCHIHIRO選手と、若手注目ボーラーKOSUKE選手による対談。お互いドライブを武器にしながらも全く異なる個性を持つ二人の話は必読です!

KOSUKEのことは本当に好きなんだけど、敵も多そうだよね。ballaholicのボーラーとして売って行きたい感じが先行し過ぎてる。(CHIHIRO)

大柴 今日はSOMECITYでもドライブを武器にしてるお2人をお呼びしました。存分に語り合ってもらいたいんですが、まずはお互いの印象を聞かせて下さい。そもそもお2人ってSOMECITY以外で会うことはあるんですか?
KOSUKE たまに代々木で会ったら1on1とかするんすよ。
CHIHIRO まだ1回も負けてねえからな。
KOSUKE いや……。
CHIHIRO 1回もまだ負けてねえもん。
KOSUKE いやいや、勝ったことはありますよね。
CHIHIRO え、嘘、あったっけ?
KOSUKE あ、でも、3人で回した時かな。
CHIHIRO 多分それじゃね? それは別の話。それ以外で、タイマンだったら、1回も負けてない。10回位やってるけど。
KOSUKE ボッコボコにされるんすよ。
大柴 おー。
KOSUKE もう、見えねえ。
CHIHIRO 俺、KOSUKEは本当に好きなんすよ。でも、敵も多いんだろうなとは思ってる。
KOSUKE あ、多いと思いますよ。
CHIHIRO 凄い多いと思う。でも、俺は個人的には大好きなんすよね。
大柴 どんな面で敵を作りそうだと?
CHIHIRO やっぱ、アンチballaholicって凄えいるじゃないすか。
大柴 あー、そういうことで?
KOSUKE 俺、言いやすいんすかね? あんまり直接は言われないすけど、SNSとかでは言われますね。
CHIHIRO あー、なんかSOGENとかグダグダ言ってたね。
KOSUKE SOGENさんは、あれはエンターテイナーだから。
CHIHIRO ハハハハハハ。
KOSUKE SOGENさんのは、別に気にしてないっすね。
CHIHIRO 俺、同い年なんだけど、あいつ最近ちょっと振り切れ始めてる。
大柴 ハハハハ。
CHIHIRO いや、なんかね、KOSUKEは……当時のSOGENもそうだったんだけど、何かブランドみたいな、売って行きたいみたいなのあんじゃん? それが先行し過ぎてて、敵作ってるのはあると思うんすよねえ。
大柴 それはballaholicのボーラーとして売り出されてるっていうことですか?
CHIHIRO そう思ってる人は、一杯いるんじゃないすか。
大柴 なるほどねえ。
KOSUKE まあ、でも大体皆ネットで言ってるだけじゃないすか。俺からしたら、ただのネットヤンキーとしか思ってないんで。そんな文句があるんだったら、代々木でちょっとやろうよって。俺的にはそんな感じなんすけど、ネットで言ってる奴と直接会っても「あ、こんちはっす」って。
大柴 ハハハ。オフ会あるある。
KOSUKE ずっとアンチすれば良いじゃんって、俺からしたら。
石川 そんなこと言ってっから敵作んだよ。
一同 (爆笑)。
CHIHIRO あと、KOSUKEは地方で敵を作るとか聞いたことある。前にTANAが、何か怒ってた。
KOSUKE 本当っすか。
CHIHIRO 地方って良く行くじゃない?
KOSUKE はい。
CHIHIRO ずっとKOSUKEが決めてたけど、一回だけ地方の奴にヤラれたらしいんすよ。
大柴 ええ。
CHIHIRO そしたらその地方の奴が、KOSUKEが有名だからって、ウワーって煽ってきたらしくて、それにぶち切れたって。
大柴 ハハハハ。
CHIHIRO それでTANAから説教を食らったってのは、昔聞いたことありますね。
KOSUKE 覚えてねえ。
CHIHIRO フフフフ。でも、そこら辺も含めて、何か本当に俺は好きなんす。何か振り切れてるから。
大柴 CHIHIROさんが言ってる「振り切れてる」っていうのは、オンコートでアドレナリン出まくりっていう意味ですかね。
CHIHIRO そうっすね。

CHIHIROさんって、俺はこれで勝負するってもんが、もうバチッと固まってるから良いっすよね。(KOSUKE)

石川 2人の共通点といえば、強烈な負けず嫌いと、放っといても勝手に練習するっていうところ。
CHIHIRO いや、でも俺、こいつほど練習熱心じゃないっすから。
大柴 お?
CHIHIRO 俺はねえ、練習あんまり好きじゃないんすよね。俺は1on1好きなんで、自分の練習はずっと1on1ですよね。ドリブル練習とか、あんまりしないっす。
KOSUKE まあ、逆にCHIHIROさんって、俺はこれで勝負するってもんが、もうバチッと固まってるから良いっすよね。
大柴 あー。
CHIHIRO いやでもね、俺だってドリブル突きたいんだよ。
大柴 アハハハハハハ。
CHIHIRO でもなんか、ドリブル突けないキャラみたいになってんすよ。まあ、ジャブステップにこんな命懸けてる奴いねえだろうなとは思うっすけどね。ジャブステップがとにかく好きで。
KOSUKE ハハハハハ。
CHIHIRO 『スラムダンク』に出てくる流川対沢北で育ったんで。
大柴 あー、世代ですね。
CHIHIRO 流川がちょっと右側にクンッてやるじゃないですか。1ページ丸ごとクンッてやるんす。その次の瞬間に、ドンッて見開きで抜いてんす。あれ超かっけえなあと思って。
大柴 ハハハハハ。
CHIHIRO その後フローターで河田の上から決めるんすけど、あのクンッ、ドンッっていうのが、もう、めっちゃ好きで。
大柴 分かりますねえ。
CHIHIRO 俺は全然世界の流れに乗ってなくて、それを自覚してるんすけど。何か外国人とかSOMECITYって、人を横に動かして、揺さぶって抜くのが凄いみたいなところありますよね。僕的には抜き方って2つあって、揺さぶって抜くのと、もう1個、ディフェンスを止めて虚を突く。そっちの方が好きなんですよね。
KOSUKE 縦ですよね。
CHIHIRO そう。来ないなって思ってるけど、そこで突く。分かってても止められないみたいな。俺的にはそっちの方が凄え好きで。とか言いつつ、一番好きなプレーヤーはアイバーソンになってますけど。
大柴 ハハハハ。めっちゃ振るじゃないですか。
CHIHIRO いやでも、アイバーソンのヘジテーションは超正確なんですよ。
大柴 あー。
CHIHIRO 俺もクロスオーバーしたいなあと思ってんすよ。だから、別にできないわけじゃないんですよ。でも、より自信があんのはヘジとかロッカーとかそっち系なんで。ただ、練習では時々クロスオーバーしますよ。
大柴 へー。
CHIHIRO でもTANAとかは「ドリブル突けない、CHIHIROは」みたいなこと言ってんすけど。うるせえと思ってさ。
大柴 ハハハ。

ストリート対談締め用

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この後も、毎晩のように代々木に通った時期のお話や、ダブドリVol.4でもインタビューしたKYONOSUKE選手のすごさについてなど語ってくださっています。続きは本書をご覧ください。

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