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【疾患解説】オスグット病 #96

おはようございます

接骨院や治療院に来院される
患者さんに多く見られる
疾患の解説を行っていくシリーズ


今日はオスグット病について
の病態や概要について話していきます


この記事をオススメしたい方
・お子様が膝が痛いと訴えている方
・お子様がスポーツをされている方
・お子様の怪我を予防したい方
・お子様の柔軟性が低下していると感じる方

それでは本日もよろしくお願いします!

そもそもオスグット病とは

正式名称をオスグットシュラッター病といい
成長期の子供に発生する疾患です

女の子であれば10歳頃~14歳頃
男の子であれば12歳頃~15歳頃に
多く発生します

特に12~13歳の男の子に多く見られると言われています

膝の関節は体幹側の大腿骨
足側の脛骨
補助の役割である膝蓋骨(膝のお皿)

が構成しています

子供の手足の骨は完全に骨化しておらず
関節の少し手前に骨端軟骨という
軟骨組織が存在します


引用 くるこつ広場

この骨端軟骨は
別名成長軟骨とも呼ばれており、この部分が
子供の骨の直径を伸ばします

つまり身長の増加に関わる部分です


軟骨組織は名前の通り柔らかい骨の組織なため
骨組織より脆弱です

更に成長期は急激に軟骨が骨に変化していく時期
なため怪我のリスクが高まります

オスグット病の病態


オスグット病に関しては
膝関節の足側に当たる脛骨
の骨端軟骨部分で発生します

脛骨にある脛骨粗面と呼ばれる場所は
大腿四頭筋という
骨盤から脛骨にまたがる大きな筋肉の
脛骨側の付着部です


大腿四頭筋は長く大きな筋肉のため
収縮力がかなり高いです

スポーツをしている子達は
この大腿四頭筋を使う機会が
増えていきます

大腿四頭筋の強い牽引力によって
脆弱な軟骨組織である
脛骨粗面に過剰なストレスがかかり

痛みが発生します
これがオスグットシュラッター病の
大まかな病態です

スポーツをしていないお子様にも
発生することはありますが

スポーツをしているお子様のほうが
圧倒的に発生する可能性が高いです


発生しやすい子の特徴と
対処法については次回
書いていきます

本日もありがとうございました!

前田 悠介

治療院
出張専門治療 悠~はるか~ 岐阜院
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ピラティス
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「関わる方の健康をお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております

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