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【疾患解説】肩関節周囲炎(五十肩)#86
おはようございます
今日は前回の続きで肩関節周囲炎(五十肩)
について解説していきます
この記事をオススメしたい方
・過去に五十肩になった経験がある
・肩が痛くて上がらない
・肩が痛くて夜眠れない
・五十肩について知りたい
それでは本日もよろしくお願いします!
五十肩の病態
前回の記事で五十肩は治癒までに1~2年
の期間を要すると書きましたが
今までの患者さんを振り返っても
早くて7,8ヶ月
1番長い方は放置していたら3年半かかった
という方もいらっしゃいました
その期間の中で
炎症期→拘縮期→回復期
という3つの病期に
分かれているのが五十肩の特徴です
![](https://assets.st-note.com/img/1682544820090-QtiawkVPFO.png)
それぞれの病期ごとに
症状や対処法が異なります
炎症期
![](https://assets.st-note.com/img/1682545080385-P4cvaIszB5.jpg?width=800)
炎症期は
その名の通り肩の関節に炎症が
最も強く起こっている期間です
発症してから2週間~1ヶ月ほど続きます
痛みがかなり強く
じっとしていてもうずくような痛みがあったり
肩を少し動かそうとしただけて
強い痛みを伴う事もあります
また夜に痛みが強くなるというのも特徴で
罹患している側の肩が寝返りで下になると
痛みで目が覚めてしまう事も多いです
この期間の対処法としては
整形外科で炎症を抑える注射や
内服薬を処方してもらい
炎症をコントロールして痛みを少しでも
緩和することが重要です
肩を安静に保つことを意識して
出来るだけ痛みを再現しないように
日常生活を送っていただくのも大切です
またリハビリやマッサージなどを
関節部に行うことは避けたほうが良いです
拘縮期
![](https://assets.st-note.com/img/1682545868959-AZp7cBkpu8.jpg)
拘縮期は
発症から6ヶ月くらいまでの期間を言います
動く機会が減少したことにより
関節の周りを補強している
靭帯や筋肉などの組織が
縮こまり関節を固めてしまい
可動域を制限させる関節拘縮が起こる時期です
痛みは徐々に軽減していますが
炎症期からの移行期は痛みが強く
可動域の制限も顕著で
夜の痛みも続いていることが多いです
発症から3~4ヶ月が
強い痛みのピークです
拘縮期の対処法としては
痛みが強い場合は引き続き整形外科下での
炎症のコントロールを行います
また無理のない範囲で
肩を少しずつ動かしていきます
この時必ず痛みが伴わない
範囲で行うことが大切です
リハビリやマッサージも軽いものから行っていくと良いので整形外科のリハビリや
整体院鍼灸院を受診しましょう
回復期
![](https://assets.st-note.com/img/1682546508395-i4qHE3vp8I.jpg?width=800)
回復期は
発症から6ヶ月~完治までの期間を言います
回復期になると炎症は完全に消失し
痛みの強さは軽減しており
可動域制限も徐々に解除されていきます
回復期の対処法
積極的なリハビリを受ける時期になります
この期間にしっかりリハビリやトレーニングを
こなすことで一日でも早い改善が見込めます
五十肩はそれぞれの時期に適切な処置を
施すことが早期改善につながる
重要なポイントです
次回はそれぞれの期間での具体的な
対処法やリハビリ方法などを
お伝えします
本日は以上です
ありがとうございました!
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前田 悠介
治療院
出張治療院 悠~はるか~ 岐阜院
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