見出し画像

【疾患解説】 肩関節周囲炎(五十肩)#85

おはようございます!
今日から新シリーズということで

接骨院や治療院に来院される
患者さんに多く見られる
疾患の解説を行っていきます


今日は肩関節周囲炎(五十肩)
の病態や概要について話していきます


この記事をオススメしたい方
・過去に五十肩になった経験がある
・肩が痛くて上がらない
・肩が痛くて夜眠れない
・五十肩について知りたい

それでは本日もよろしくお願いします!


そもそも肩関節周囲炎(五十肩)とは


肩関節周囲炎の病態を
↓日本整形外科学会から引用させて頂きました↓


中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

日本整形外科学会

黒字で欠かれている所を注目すると


関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが
老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因


と書かれておりますが


要するに原因はよく分かっていません

ですが事実として肩関節周囲炎の患者さんは
40~60代の方がほとんどです


もし老化が原因なのであれば
70代や80代の方が罹患率が
高くなってくるのではないでしょうか?


となると
肩関節周囲炎の原因は
老化ですの一言に済ますのは
無理があると考えています


ちなみに五十肩や四十肩というのは
50代の方や40代の方が罹患する事が多いから
付けられたあだ名みたいなものです


肩関節周囲炎が正式な名称ですが
皆さんに馴染みがある五十肩
で話を進めていきます


あなたの症状は本当に五十肩?


五十肩=肩が痛くて上がらない


このイメージが世の中に浸透したことにより


40代~60代の方が

・肩が上がりずらくなった
・可動域制限が少し出ている
・ある特定の動作だけ痛い


このような症状が肩にあると
すべて五十肩で片付けられる
風潮があります


これらの症状は数回~数ヶ月の治療で
改善することがも珍しくありません
言い方が悪いですがニセ五十肩です


ですが日本整形外科学会の說明にあった
五十肩というのは1年~2年という年単位の
治療期間を要することがほとんどです


症状もかなり重篤で

・腕を90°上げれない
・着衣脱衣行為が困難
・背中に手が回らない
・夜、痛みで目が覚める

などが五十肩の主な症状です


一般の方からすると
別にどっちでもいいじゃん!


と思われるかもしれませんが


ニセ五十肩の人が
本当の五十肩の人に


五十肩?数ヶ月で治ったよ~


と伝えてしまい
じゃあほっとけばいいか。


と放置してまって本当だったら1年で改善したかもしれない
症状が2年3年と長引いてしまったというケースが考えられます

実際そういう方を何人か見てきました


ニセ五十肩の人も痛みに苦しんでいるのは
間違いないですしもちろん悪気は無いのですが


このような不利益を生まないためにも
本当の五十肩に罹患してしまった方は
年単位でかかるものという認識を持ち


その期間を少しでも縮めるために
整形外科や接骨院を受診することを
おすすめします


またyoutubeやsnsなどを見ていると


五十肩を一発で直すストレッチ
五十肩がすぐに治る治療


と謳って動画配信をしたりしている方が
たまにいらっしゃいますが


そんな魔法のようなストレッチや
治療法はまずありません


そのような誤った情報にも騙されないように
気をつけてください


本日は長くなってしまったので
ここまでにします


中身の話しは何も出来ませんでしたが
大切な部分なので是非頭の片隅に
置いておいてください


本日もありがとうございました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前田 悠介

治療院
出張治療院 悠~はるか~ 岐阜院
HP
instagram

ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
HP
Instagram

「関わる方の健康をお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?