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腰痛にアイシング?Note更新 46日目

おはようございます!

突然ですが
皆さんは腰が痛い時
痛い所を冷やしますか?

これは腰だけに限った話ではありませんが
痛い所を冷やしたほうがいいのか??
という質問は

患者さんからよく聞かれる質問で
実際判断が難しいと思います


僕の結論としては「基本冷やさない」です


患者さんにこう答えると。
「冷やさなくていいのか!」
と驚かれることが多いです


一昔前は怪我をした時や
痛い時はとにかく冷やすというのが
常識でした。

それもあってか
特に年齢が高い方に
驚かれることが多い傾向です


冷やすことで見られる
身体の変化としては

①血管が収縮する
→急激に冷えたことにより血管は収縮し 冷却部周辺に流れる血液の量は減少
します。それにより 患部から出血している場合の
出血量を減少させることができます

②痛覚神経をマヒさせ神経の伝達が遅れる
急激な冷えにより神経筋接合部という場所での神経伝達が
 弱まるため痛みが感じにくくなります。

これだけ聞くと
冷やした方が良くない??
思うかもしれませんが

しかしこれらの効果を発揮するのは
あくまで捻挫や骨折などの
急性の怪我をした時です


急性の怪我を大なり小なりすると
体内で必ず起こる反応が炎症です
炎症時は患部が腫れて痛みが出現します。

これらを抑制するには
アイシングが効果的です

しかし慢性的な腰痛や肩こりの患部には
怪我をしたときのような炎症は起こっていません
痛みの発生機序が異なるのです


じゃあ何が起きているのか?という事になりますが
慢性的な痛みは様々な要因があるので

ひとつひとつを詳しく話すと
マニアックな話になってしまうので
説明は避けますが

簡単にいうと循環不良により
痛みが引き起こされるケースが
比較的多い傾向です。


循環不良で痛みを引き起こしている部位に対して
冷やすことで 血管が収縮します。
結果的に循環不良に拍車がかかります

また循環不良になることで細胞への酸素供給量も減少します。
酸素不足は損傷部位の治りが遅れてしまう可能性が高まるだけでなく

損傷がなかった部分に対しても二次的に
損傷が起こってしまうリスクが高くなってしまいます。


なので急激に起こった怪我ではない限り
腰痛に対しては冷やすことをせず
むしろ温めてあげるというのが正しい処置になります

温めてあげることで
患部の血管が拡張し循環が
向上します。

ちなみに
温めはカイロや電子レンジで蒸しタオルを作り
患部に当ててあげるのが最も効果的です

温め 冷やすの処置を間違えてしまうと
損傷の治癒過程に影響を及ぼす可能性があるので
分からなくなった時は迷わず周りの専門家に
相談してください


本日もありがとうございました!

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前田 悠介

治療院
出張専門治療 悠~はるか~ 岐阜院
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「関わる方の健康をお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております



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