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悩める全アラサーの味方になってくれる本

オードリー若林の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」と村田沙耶香さんの「きれいなシワの作り方」を読んだ。

2冊ともエッセイで、若林の本はキューバとモンゴルとアイルランドに行った話、村田さんの本はananに連載されていた内容で、大人の女性の悩みや日常をテーマにした話。最近はエッセイを読むのがすごく面白い。

調べてみると若林は1978年生まれ、村田さんは1979年生まれの同世代だった。

だからなのか、それぞれ男女の目線で書かれているけど、内容がとてもよく似ている。今はお二人とも40代だけど、30代の頃の悩みを中心に書かれていて、現アラサーの僕にはとても刺さる内容だった。

若林が言う「新自由主義」への違和感、村田さんのが言う「大人の思春期病」。どちらもよくわかるなぁと思いながら読んでいた。

と同時に、すごく勇気をもらえた。
僕はnoteで自分が感じている悩みを色々書いてきて、投稿した後で、こんな事ばかり言ってて情けないなぁとか、やっぱり一旦下書きに戻そうかなぁとか、何度も思ってきた。実際に戻したものもある。

でも、自分からみればカッコよく生きている2人でも、同じような悩みや違和感のようなものを抱えていて、しかもそれを本として世の中に出している。

なんだ、こんな風に悩んでいてもいいんだ、無理に納得しようとしなくてもいいんだ。と、強力な味方を手に入れた気持ちになれた。

男性だから若林、女性だから村田さんがオススメってことはない。どちらのエピソードもクセが強くて面白いから、是非読んでほしい。

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