魚焼きグリルと鬱憤

ここ最近は鬱憤がたまることが多い。
その鬱憤はちょっとしたことだったりするが
溜まりに溜まって、魚焼きグリルを洗う時くらい面倒な代物になる。
面倒だなと思いながら、私の頭の中の魚焼きグリルはここ数週間放置されている。
もう頭の中は、魚臭が充満していて、何をやっても魚がよぎる。そんな状態。
ここまで8行。さすがの私でもわかる。

早く洗えよ。

正直、その通りなのだ。
だけど、人間正論だけでは生きていくのに苦しすぎる。「めんどくさいから」「だるいから」という理由で逃げ続けたっていい。
どうせいつかは、魚臭さに本気で嫌気がさして洗い始めるのだから。

ずっと、魚焼きグリルに例えられていた鬱憤の内容を簡単に言うと、
学生時代の同窓会の断り方がわからない。
と言うもの。
その同窓会は「都合が合う方のみ参加」とかではなく、
全員が集まる事が絶対条件とされている。
デスゲームみたいな同窓会。
そんな同窓会聞いたことが無い。
社会人になってそこまで圧をかけられる、幹事たちのメンタルがすごい。
集まった瞬間大きめの真っ暗な部屋に入れられて殺し合いゲームでもさせられるんか?
それとも、「そことそこ試合決定で」と戦わせられるのか?
この謎のデスゲームムーブ漂う同窓会の返事を私は2週間放置している。
そもそも、「今年中」
という広すぎる予定日が確固たる意思を感じて本気で怖い。

私がここまで長らく語るのは、
同窓会のお知らせの連絡がかなり失礼だったから。
その連絡が来た時、
私が人喰いザメとかじゃなくて本当に良かったと心の底から思った。人喰いザメだったら確実に喰ってた。

私は人喰いザメではないけれど
嫌な事をされたらちゃんとやり返すタイプ。
きちんと人間性が育っている人は、
仕返しをしても何にもならない。と言う事を人生の中で学んでいる。
だが、私のような人喰いザメバイブスの人間からしたら、
嫌な事をされて不快な思いをした事実は変わらないのならば、仕返した方が気持ちいいよね⭐︎という思考なのだ。

だから、私はこれから堂々と
めちゃくちゃ失礼な感じで同窓会の欠席を突きつけにいく。浦島太郎が竜宮城へ向かう時くらい意気込んでいる。

友達いなかったんだろうな〜こいつ。と、ここまで読んでくれた人は思うと思う。

友達は多くはない。
だけど、心からの親友と呼べる人達がいる。
それに関しては、本当に感謝しかない。

学生の頃のコミニティーを蔑ろにしない方がいいのでは…。と悩み。行きたくない会にも参加していた時期はあったが、苦しかっただけだった。
素直に生きた方がいい。
行きたくないものは行きたくないのだ。
今は、たまに会ってくれる親友達と
深夜の車でマック片手に鬼語りしたり
公園で遊んだりとめちゃくちゃ幸せに暮らしている。
これからも、安心して好きなことだけ参加して生きていくつもり。

さぁ、きっちり仕返しをして、
コーラ片手に親友と来年参加するティラノサウルスレースの予行練習をする。

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