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これからの学校教育~樋口萬太郎先生の講座より~

 先日、所属している板書交換サークルで、樋口萬太郎先生を講師としてお呼びし、研修をしました。とても勉強になる話がたくさんありました。以下まとめていきます!


1 コロナショックの第2派に向けて授業をアップデートする

 まず印象に残ったのは、オンラインとオフラインを並行して授業を行う形にアップデートすることが必要なことです。

 現在、徐々に休校が解除されて分散登校などが始まっていますが、いつまた休校になるか分かりません。そのため、学校の教員も積極的にオンライン授業を取り入れる必要があると思います。「今までの授業に戻す」という価値観ではなく、「オンラインも活用した新たな授業に変える」という気持ちでいる必要があると強く感じました。

 そこで、まずは我々がオンライン授業の方法を学ばなけれないけないとともに、学校の中でそれを広められる存在になる必要があります。今後情報化社会がさらに進むことも考えると、これは教員にとって必須のスキルだと改めて思いました。


2 オンライン授業の進め方

 「オンライン授業って具体的に何をするの?」という疑問がありました。樋口先生はZOOMでオンライン授業を行っているということで、実際の様子を聞くことができました。まず、授業の進め方は従来の問題解決型では厳しいということで、課題ベースの授業が望ましいと教えていただきました。また、課題については、子どもがやりたくなるような「パフェ―マンス課題」の形で出すこともあるようで、この辺についてはまた詳しく話を聴きたくなりました!

 また、算数などで子ども達同士がブレイクアウトや画面共有を使って教え合いを行うこともできるらしく、オンライン授業の魅力をさらに感じました。


3 6月以降のビジョン

 6月になり、通常通りの登校が始まる学校も多いと思います。そんなときに、私たちの危機管理の意識が大事であると感じます。もしも学校で集団感染が起きたら、重症化する子どもが出たら、と様々な事態を想定して教育活動を行うことを忘れてはいけません。私たちの立場を守るためにも、常に最善の対策を尽くして子どもと向き合うことが大事だと強く感じました。樋口先生からは具体例を挙げてその重要性を私たちに教えていただきました。


 冒頭にも述べましたが、従来の授業に戻すという考えではなく、これからの時代に即した授業にアップデートするという私たちの姿勢が大切です。ただ、子ども達を守る、子ども達と勉強を楽しむという本質は常に忘れずに、意識していきたいと思います。樋口先生、お忙しい中、ありがとうございました。

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