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IPO事前予想 11月

今回は11月に上場予定の銘柄の事前予想を行っていきます。
コロナ明け以降上場銘柄の多くで初値が大幅な上昇をしているため、その点も踏まえた上で事前予想していきたいと思います。

企業名 アララ
総合評価 4
想定公募価格 1385円
初値予想 5000円
アララは、SaaS型のBtoBtoCビジネスを展開している企業であり、顧客との契約が継続する限りにおいて、安定的な収益を獲得できるリカーリングビジネスを展開しています。
主な事業内容は、キャッシュレスサービス事業、メッセージングサービス事業、データセキュリティサービス事業です。新型コロナの影響で新しい生活様式が導入され、今後は非接触で完結できるインターネット経由の行動が増えていくため、主力事業である「キャッシュレスサービス事業」は、上場後の成長も十分に期待でき、人気化が予想されます。
規模もそれほど大きいわけではないため、総合的な需給を考えると、初値は大幅に上昇すると思われます。

企業名 MITホールディングス
総合評価 3
想定公募価格 610円
初値予想 2500円
MITホールディングスは、グループとしてソフトウエア開発を行っている企業であり、システムインテグレーションサービス(開発、運用保守、インフラ構築など)およびソリューションサービス(デジタルブック、CAD、顔認証など)を事業内容としています。
売上高の9割を占める、システムインテグレーションサービスは、中央省庁や医療系、金融系のシステムを開発しており、取引先が安定している印象を受けます。
想定価格が低く、公開株数も少なめで、供給はかなりしぼれているため、総合的な需給を考えると、初値の大幅上昇も十分に期待できます。

企業名 ジオコード
総合評価 3.5
想定公募価格 1250円
初値予想 4500円
ジオコードは、顧客のWeb領域における課題を総合的に解決するWebマーケティング事業と、クラウド型業務支援ツールをSaaS形態で提供するクラウド事業を行っています。
主力のWebマーケティング事業では、主として中堅・中小企業に対して、Webマーケティング全般のサービスを提供しています。
IPOで人気化しやすいクラウド関連で、規模も小さめなことから、需給はかなり良いと思われます。

企業名 クリーマ
総合評価 2
想定公募価格 3250円
初値予想 9000円
クリーマは、ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を行っている企業であり、主な収入源は販売手数料とクリエイターへの広告枠です。ビジネスモデル的には一般的なものではありますが、ハンドメイドに絞っていることで他との差別化を図っています。
総合的にみて、現在、IPOはバブル的に豊富な買いが集まっているため、初値もそれなりに上昇すると思われます。

企業名 バイオセキュア
総合評価 1.5
想定公募価格 2210円
初値予想 2210円
※新型コロナウイルスの影響で上場中止となっていた再上場案件となります。
バイオセキュアは、セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置/設定、機器設置後の監視/運用までをワンストップで行っている企業です。
公募なしの売出100%案件であることに加え、東証2部上場の案件であるため、初値は上昇したとしても小幅にとどまると思われます。

11月に上場予定の銘柄はバイオセキュアを除いては初値の上昇が期待できます。特にMITホールディングスは、想定価格が低く、申し込み可能な証券会社数も多いため、初心者の方でも申し込みしやすいと思われます。

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