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クラウドサインの目の前の顧客に出来る事。商慣習のマジョリティを取りに行く覚悟。

本日、日経新聞本紙にて、クラウドサインご利用企業様で許諾いただいた企業ロゴと共に広告を掲載致しました。今回の広告は、クラウドサインが大切にしてきた事でもあり、自分自身が広告文面のテキストを書きました。今、日本の経営者の皆様に自分自身の言葉で書きたいものでした。

商慣習のマジョリティ

クラウドサインという事業は非常に難解です。運営してて、思います。

顧客がクラウドサインを利用するためには、先に社会を変えなければいけない性質があります。目の前の企業がクラウドサインの導入を決めても、取引先がクラウドサインでの締結方法に賛同しなければ、結局は紙と判子を用いて締結しなければなりません。

顧客からよく聞きます。顧客の声の1番は、リリース以来変わらず、「クラウドサインすることが出来る社会に早くして欲しい。してくれ!」。

クラウドサイン普及のための最大の課題です。ネットワーク効果を逆回転から順回転させるためには相当なエネルギーが必要です。大変です。ネットワーク効果の順回転の弾み車は明らかに廻り始めているのですが、10年も待っていられない。

だからこそ当初から顧客の利用促進をするために、マスの認知を当初から意識し、利用企業が躊躇なくクラウドサインを取引先に勧めていただくためにありとあらゆる方策を注ぎ込んできました。TVCMを始めたきっかけも、その1つです。最大のカスタマーサクセス施策、と当時も表現していました。


昨年から急激にテレワーク需要も高まり、クラウドサイン導入企業も増え、しかしそれゆえに「取引先の大企業に対してクラウドサインでの締結打診したら断られてしまった。」との声もまた比例して聞こえてきます。

中には取引先が大企業ならクラウドサインの打診する事もなく、躊躇し、紙と判子での締結方法を打診するスタートアップ企業もいるようです。相手側の商慣習に合わせる、という行動です。心情として、すごく理解できる。よくわかります。

だから自分はクラウドサイン利用企業のためにも、大企業の商慣習を変える義務/責任があるし、それが実現できたら、大企業の商慣習が変わった事を社会に伝える義務/責任があるんだと感じていました。実現できるだけでも足らず、顧客企業が躊躇する事なく、社会全体に伝達する事で初めて実現できる。「商慣習のマジョリティ」を本当に狙いにいかなければ、目の前の顧客を助けられない。

「商慣習のマジョリティ」を本当に取りに行く決意をしました。だからこそ日経新聞15段広告を活用致しました。それがこちらです。

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目の前の1社によりクラウドサインを利用していただきたい。

そのためにエンジニアリング、ビジネスイノベーション、法令のアップデート、合弁会社の設立、ありとあらゆるマーケティング、セールスファネルの適正化、新規事業への取り組み、法律雑誌への論文寄稿、なんだってしてきました。この5年間、当事者にとっては気の遠くなる、100回に1回の奇跡を1回目の人生に持ってくるような奇跡の連続を歩み続けてきました。

でもまだ立ちはだかる壁。気が遠くなるが、目の前の顧客のために「商慣習のマジョリティ」をクラウドサインにする事を実現したいと思う。全ては目の前のクラウドサイン顧客のために。原点。

1人では為しえない事、1社では実現できない事

そして本日、「クラウドサイン」のパートナーエコシステム構築によるビジネスの強化・拡大を目的とした「CloudSign Partner Network」を発表致しました。

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クラウドサインでは2015年にリリースして以来、パートナーの皆様とビジネスをご一緒させていただく機会に恵まれてきました。自社だけでは解決できない課題をその領域でのご知見あるパートナー企業の皆様とご一緒させていただいてビジネスを発展させてきました。

振り返って見てみると、87社のセールスパートナー、61社とのプロダクトパートナーシップの構築、67アプリケーションとのプロダクト連携がなされてきました。連携製品の一覧を見ても、この5年間様々なパートナー企業との巡り合わせの中で事業を行うことができたのだと感じます。

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各企業の責任者らと時にお酒の席で、時に真剣勝負の場面で切磋琢磨し合い、人生の一部を共にしてきました。自分自身も長らくパートナーアライアンス担当責任者をしていた事もあり、ほとんどの企業様と御挨拶の機会に恵まれ、この大いなる変革の時を共創させていただきました。

今回発表させていただいた「CloudSign Partner Network」はカスタマーサクセスを中核に置いています。既にカスタマーエクスペリエンス (CX) パートナーとして、パートナー企業の中にクラウドサイン認定資格者となっていただいています。

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クラウドサインに関わっていただく方に、是非直接お会いさせていただき、御礼を言わせていただける日を楽しみにしています。

終わりに

制度上のアップデートは完了し、徐々にクラウドサイン化している事も間違いありませんが、本当の意味でクラウドサインをご利用いただくためには「商慣習のマジョリティ」をクラウドサインする他ないと考えています。

理論上いかに他の方法が優れていても、技術ドリブンで他の方法が優れていたとしても商慣習のマジョリティが現存の方法だから変わっていないことはよくあります。自社内はメッセージチャットサービスを利用していても、取引先とはE-mailでの連絡しているのも、そういう構造だからでしょう。だからといって技術的見地からこちらの方が正しいと、局所から主張したところで商慣習のマジョリティは変わりません。

本記事を見ていただいた方の中にクラウドサイン顧客の方がいましたら、今回広告に掲載された企業は既にクラウドサインを導入しています。是非クラウドサインでの御送付をお願いいたします。掲載されている企業は勿論、許諾をいただいた一部の企業であり、他にも多くの大企業が既にクラウドサインでの運用を開始しています。

是非これからもクラウドサインをご愛用くださいませ。また、本日Microsoft Teams とクラウドサインの連携ソリューション「クラウドサイン for Microsoft Teams」も発表致しました。強力なソリューションです。どうぞよろしくお願い致します。

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お読みいただきありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ