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クラウドサイン7周年。判子文化を変えた僕たちが、次に視る景色。目を開けながら見る夢の中にいて。

【社員向け記事】クラウドサインがリリースして7周年を迎えました。毎年クラウドサインの誕生日にクラウドサインの社員と卒業生達と過ごしているのですが卒業生達と過ごしていると(まだ道半ばですが)でも確かにあの時辿り着きたかった未来を生きてるのだなと感じます。

懐かしい戦友達と集まった、10月19日開催クラウドサインアルムナイ

目を開けながら見る夢の中にいて

クラウドサインでは当時、金融機関に導入頂けるためにはどうすればいいのか、日本を代表する従業員1万人規模の大企業に導入頂けるための製品はどうすればいいのか。夜な夜な議論し続けました。

ましてや行政機関なんて。東京都なんて。想像すらできなかった。

クラウドサイン導入企業、2023年3月期 第2四半期決算説明資料より引用


もちろん平坦な道のりではなかったですし、36mmしかない綱の上を地上100メートルの高さで全力疾走するような日々でした。何もかも捨てて、遠い場所に行く新幹線の切符を買いに行きたかった。でも逃げられない生き地獄。

もし2017年に「サインのリ・デザイン」編集長が入社してなかったら、もし2019年にTVCMプロモーションを実施していなかったら三井住友フィナンシャルグループ様と合弁会社設立の機会がなかったら、もし2020年に内閣規制改革推進会議に陳情の機会がなかったら。もし2015年に自分がシンガポールから帰国して燻ってる時に、弁護士ドットコム創業者の元滎に出逢わなければ。

何度も100回に1回の奇跡の連続を1回目に手繰り寄せて。目を開けながら見る夢の中にいるんだなと、思う。

昨年6周年は世界的に蔓延する疫病の只中にいて、悲しみの中「前へ進もう。Keep moving forward」というメッセージを真ん中に置いて、自分自身この言葉に救われながら1年を過ごしました。

クラウドサイン6周年メッセージ「前へ進もう。Keep moving forward」


判子文化を変えた僕たちが、次に視る景色

決して慢心するわけではないですが、商取引における印章利用という判子文化はクラウドサインが変えることができましたし、クラウドサインでなければ変わらなかったでしょう(別の物語ですが判子文化は商取引ではなく文化として伝承する責任があり別の形で貢献していきます。詳しくはこちら)。

判子文化を変えた私たちが、次に取り組まなければいけないこと。

具体的にはクラウドサインを国民的製品にするためのロードマップを4段階に分け、その3段階目の入り口に来たと位置付けています。クラウドサインのリリース当初は、ベンチャー企業・スタートアップ、支援するベンチャーキャピタルの皆様の支援と共に、急速にクラウドサインが浸透していきました。

クラウドサインは今第3フェーズに突入。導入でなく、送信。カスタマーサクセスの時代に。


ネットワーク効果のある製品は、当初は逆に辛い。

営業した顧客がクラウドサインが良いと考えても、その顧客の取引先が判子なら結局は利用してもらえない。ネットワーク効果は当初は辛いだけなので業界を絞って導入してもらうか、業界の風上にある大企業に導入してもらう他ないと、ターゲティングを絞り込み営業・マーケティングを打算的に行ってきました。打算的に活動しなければ、日本の商慣習は変わらなかった。

その打算は的中し、ベンチャー企業に浸透し、SaaS企業の申込書利用をきっかけに大企業もSaaS企業から送られてくる受信者としてクラウドサイン体験をしてもらえたのが2019年でした。

2019年以前はSaaS企業もクラウドサイン自体も評判は良かったですが、取引先の大企業に送るのは躊躇されていました。その度「クラウド化しよう!と貴社は他社には営業しているのに、その製品の申込書が紙で、相手先に判子を求めるのは貴社のビジョンに反している」と正論を突きつけてきました。ビジョンセリングと呼ぶのは格好いいですが、中々恩義ある営業先のSaaS企業に正論を言うのは辛かった記憶があります。でもやるしかなくて、世の中のSaaS企業の業務フローの半数はこの年に変えられました。

そして迎えた2020年に在宅勤務需要が全世界的に到来し、大企業にとっても1度は受信体験をしていたクラウドサイン、TVCMで1度は認知していたクラウドサインを導入していただくフェーズとなりました。不遜でも自惚れでもなく、クラウドサインは日本で最も大企業・行政機関に導入いただくクラウド製品になると思います。

次はその導入いただいたクラウドサインを如何に全社浸透できるか、全社的に活用・クラウドサインで日々全社的に送信いただける活用フェーズが本格化していきます。カスタマーサクセスを事業全体でやり切るフェーズ。今までももちろん顧客のために全力を尽くしてきましたが、それだけでなく、また全てを賭けて。

クラウドサイン7周年キーコンセプト「NEW WORLD!!」

そんな事業フェーズにあって、今またどんな景色を見るべきかクラウドサインの仲間達に向けたキービジュアルを策定いたしました。

NEW WORLD!!
- 新しく出ていく者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか。 -

クラウドサイン7周年キービジュアル
「NEW WORLD!! - 新しく出ていく者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか。」


デザイナーとは、険しい道のりを歩んできたクラウドサインが見る景色は「これから何が待ち受けているかわからない。前人未到のものであって欲しい。そうであるからこそワクワクする。誰かが見た景色なんて、簡単な道のりなんて歩きたくない。」と話していました。

そしたらデザイナーの発案で、AIで画像を生成するサービスから生成した複数の画像を混ぜ合わせることで、文字通り見たことない景色を創れることができるのではないかと。今回はAIを活用したキービジュアルを創作しました。

「NEW WORLD!!」の具体案は12個ほど社内でも共有しました。

クラウドサインらしいカスタマーサクセス戦略を既に具体案として実行フェーズに移っていますし、まだ未発表の新しい施策が次々と走っています。既に発表済みの新しい施策を幾つか御紹介。

昨年から開始していたクラウドサインのオンラインコミュニティ「Re:Change」を、オフラインで全国規模に本格展開していきます。まずは法務・知財EXPO大阪の開催に合わせての「Re:Change Japan Tour in 大阪」から開始。顧客の成功事例を顧客間でシェアすることを、各地域毎に開催していきます。

2022年11月17日開催のRe:Change Japan Tour in 大阪


続いてクラウドサインの基調カンファレンスを定期的に開催することに致します。まずはCloudsign Re:Change Japan 2022を11月29日から開始し、今後も定期的な周期で開催していく予定です。

新製品の発表や新しい戦略の発表、DXを推進するトップランナーの方々にご登壇いただき、日本をデジタルの力で、閉塞感から打破していく基調カンファレンスにしていきたいと思います。第1回の11月29日に開催されるカンファレンスでも、皆様にあっと驚く新製品を発表できればと考えております。

2022年11月29日開催のCloudsign Re:Change Japan 2022


直近で発表済みのお客様向けのイベントは上記ですが、まだまだ社内でしか共有されていない新しいカスタマーサクセス戦略は目白押しです。これまでもそうであったようにクラウドサインらしい方法で、お客様の為になる本質的な解決策を自分たちの頭で考えていくこと。

結果として前例のない全く新しい手法であっても勇気を出して新しい前例となっていくことを躊躇わないこと。そしてその道中待ち受ける、困難や苦しみを楽しむこと。新しく出ていく者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか。それが僕たちクラウドサインです。

クラウドサインの7周年も、是非ご期待ください。

お読みいただきありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ