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四季の百人一首ーーー冬 その2

寒い夜には、ホットチョコレートとか、ホットワインとかね
きっと身体も心も温まる
でも 近頃うちの近所のにわとりさんが 深夜も深夜午前2時ころに
突如鳴き出すのよ。これには まいった。参りました。
そういえば、鳥の鳴き声で目覚めるっていう和歌がありましたね。

淡路島 かよふ千鳥の鳴く声に
      幾夜ねざめぬ須磨の関守

源兼昌さんっていう平安時代後期の方がお詠みになったそうで

   「淡路島に行き来する千鳥の寂しげな声に 幾夜目をさましたことであろうか」とこんな感じの現代語訳になるかと。
※千鳥は 実際に千鳥という鳥がいるわけではないのですが。チドリ科の小さな鳥のことだそうで野山や水辺に戯れる小さな鳥のことを総じて呼ぶそうです。また 古来 寂しさのあまり妻や子を呼ぶために鳴くのだとか。
まぁ、例によって詳しいことは専門の書物で

須磨という寂しい土地、晩年の光源氏が自ら須磨へ退去することを決めたという話が載っている源氏物語・須磨の巻。この話がベースになっているとか、いないとか。
源氏物語の成立年が1008年頃、で源兼昌さんが1119年頃に歌合の会に参加している記録があるので。
こういう和歌とかよんでいますと、歴史にロマンを感じたりして うがった読み方、見方をしてしまいます。いやぁ 想像が…


淡路島の写真がないのでまぁこんな写真で^^;

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