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ハイスクールショーバイ 記事炎上に思う


ITメディアの記事をみて、

 何これ?

と思いながら調べてみました。

起業を目指す?高校生を対象にして開かれた無料のイベントですね。
リンクを幾つか上に貼っています。

特集ページにあった講師の授業自体は

まぁ、こんなものかと言う印象。

個人的には、可も無く不可も無く。
体験談メインですから、参考になる人にはなるし、ならない人にはならない、それだけです。

問題は、実習。

一人33000円渡されて一ヶ月で商売考えろと言われても、期間と資金を考えればやれる事は限られます。

 安く仕入れて高く売るが商売の基本とするなら、付加価値が得られる限定商品を仕入れて高く転売すると言うのは安易だけどあり得る発想。

 コミケ限定グッズの購買代行・・これ自体は個人的にははありだと思います。但し、適切な手数料で行うならば・・ですが。
(実費+適正手数料 料率などを設定して)
 この場合、購入した金額が10万円弱でトータルが28万と3倍弱 手数料と言うには法外なレベルで転売屋がやってる事と変わりません。
1000円→60000円と言うのは論外。

 また、代行品目で18禁同人誌を扱ったのも問題です。
(購入は知り合いに代行して貰ったとの事ですが、仕入れが大人なら良いのか? と言う話)

 で、一番の問題は行為に対するチェック体制はなく、結果のみを見て発想を大人達が絶賛した事。

 こうした題目で何かをやらせる場合、個人的にはこう考えます。


・実際に元手がかかり金が動く
・規格自体が公序良俗に反するケースもある。

 リスク面を考慮した上で、まず大人目線で見てまずい企画は却下。

 着想は面白いけど、こういう事はやってはいけない

 と言ったアドバイスを与えるべきでしょう。

 この規格に参加した子供達の中には、

親に相談したらリスク面を指摘されて結局出来なかった。

 と報告した生徒もいたのですが、それに対して

 親なんかに相談したのが間違い

 と主催者は切って捨てています。

亀山氏も柿内氏も、

高校生なんだから少々法やルールに触れた事をしても大抵は許される

と言った感覚を子供達に説いています。失敗を恐れずに大胆に取り組めと言う意図なのでしょうが、結果大炎上。

 亀山氏の時代と今ではコンプライアンスに関する意識も全然違うのですからもう少し考えるべきだと思います。

 結果、コミケ委員会からの批判と同人活動サークル界隈からも批判が殺到、DMM主催のFANZAからは作品を引き上げるサークルも出ています。

 同人コンテンツ商売をしている会社の代表が、同人誌転売を容認賞賛したのですから当然あり得るリアクションです。

結果さえ出せば、プロセスは問わない、ルール違反も問わない。

こんな事を大企業のトップが今後を担う若者に教えているのですから批判は当たり前。

 亀山氏の謝罪は謝罪になっていないとする意見もあり炎上が続いていますがどうなるかな・・。

 私は今後のDMMでの電子書籍購入を一考しようと思います。
(ポイント還元時に結構買ってたのですがね・・)


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