ふと気づきました。「あっ、逃げている」

以前からブージークラクションというバンドの YouTubeを見ている。楽屋で喋っているような動画なのだけど、一人暮らしでその動画を流していると、部屋が賑やかになる。
料理をしていても、掃除を一人でしていても部屋に誰かがいるようで。

「ちょっと待って!イメージするから。」と、いつものように流しっぱでしていると鈴木由紀子さんという方が、待った!と話しの流れを止めていた。リズムを整えている感じ。
彼女の話す雰囲気が好きだ。

「何それ?」としょっちゅう疑問をぶつけたり、「それはヤマダが悪いよー」と思ったことを口にする。
そういう感じってサラリーマンじゃ出せないから。つい見ていて羨ましくなるのだ。

僕は月に一度会社の会議に呼ばれるのだけど、そこでのことを思い出した。
〇〇はちゃんと仕事をしているか、と近況を聞かれて、発言をしてしまいそうになったが、あまり無自覚に発言をすると傷つけてしまう可能性がある。だからいつも注意している。
あまり思ったことを言わない。

そんなクセが付いているから、サラリーマンは普段思ったことは言わない。日常でも危なっかしい話題には向き合わない。なんか話題を逸らすクセがついている。それが処世術の一つだ。
良くないけど。

だから鈴木由紀子さんが羨ましい。

この前、自分が逃げていると気づいたことがあるのだけど、後輩が片付けをしているときに、なんとなく「〇〇さんは凄いね」と言った。
そのときだ。逃げていると思った。

もし鈴木由紀子さんなら、こういうとき「いつも一人でやっているの?」くらい踏み込んで聞いているよなーと思った。
凄いねって、一言で終わり。

ふと考えると、こういうことばかりだ。
本屋なんかに行くと、「嫌われる勇気」とか「人は聞き方が9割」なんて本を見かけるけれど、それぞれに哲学を持っていれば良いと思う。そのためには自分として生きないとね。
これからはもっとちゃんと思ったことを発言をしていこう。

そして、その「ちょっと待った」と言っていたYouTubeのなかで、鈴木由紀子さんは「忘れ物がほんと多すぎる!私って、」と言っていた。メンバーに謝っている。
やっぱりそれぞれ課題はあるのかな、とも思った。
だけど、そんな欠点も認められる人もいいよね。

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