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ロスジェネに必要なもの

暑さを凌ぐにはお店に避難というのが定番でしたが、近ごろはお店でも窓際は結構暑い。さすが異常気象。

ところで元首相の銃撃というセンセーショナルな事件から1か月がたとうとしていて、世間では国葬だなんだと騒がしくなっていますが、そんなことより群青が気になったのは、銃撃した犯人がロストジェネレーションであったこと。そして、映画「JOKER」を見ていたこと。

JOKERという映画ですが、簡単に言うと、コメディアンを目指していた男が何度も挫折と裏切りを経験し、いつしか犯罪に手を染め、悪のカリスマになっていくという話。群青も映画館で見てきたのですが、主人公のあまりの救われなさに絶望すると同時に、ほんの少しだけ間違ったら自分がJOKERのようになってもおかしくはないと思ったのでした。なぜなら群青もロストジェネレーションであり、大卒ですが就職氷河期まっただ中で新卒で就職できず、派遣で繋ぎながら転職を繰り返して今に至るからです。

幸い、派遣切りにも友人の裏切りにも会いませんでしたが、もし悪いことがたくさん重なっていたらああなっていてもおかしくはないなと。たぶんJOKERを見たロスジェネ達の多くはそう思ったんじゃないでしょうか。

そして当時のブログに書いたのですが、この映画のようなことは現実に起こるのではないか、と文章を締めています。

では、どうしたらロスジェネを救えるのか。もとい、自分自身が救われたと思えるのか。それはやはり金銭的なゆとりと、共感してくれる友人の存在ではないかと思います。金銭的なゆとりがあれば気持ち的にも追い詰められにくいし、追い詰められても共感してくれる友人がいれば、発散することができる。

どちらも他人から与えられるものではないけれど、なんとかしてうまい仕組みはないものか。うーーーーーん。次回までに考えておきます!

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