年齢という概念を捨てて生きるという選択肢

海外生活を通して思う。
”日本ほど年齢を気にして生活をしている国はない”
語弊があるかもしれないが、私が海外生活をしてきたオーストラリア、ニュージーランドの人々は驚くほど活力があって、毎日を楽しんで生活しているように見えた。

日本で30歳代女子。といえば、正社員での転職は狭くなる。35を過ぎたら、どのような企業が35をすぎた女子を採用したいのか。とさえ思えてくる日本の社会だ。

私はもうすぐ35を迎えるが、自慢ではないが、履歴書を書かせたら職業欄に書ききれないほど転職を繰り返している。企業側からしたら疑問に上がるところなのだろう。「なぜそんなに転職を繰り返すのか?」
私にとってナンセンスな質問である。
転職をするのは、そこでの目標を成し遂げたか、目標を見出せなくなるからである。もちろん大いに人間関係は重要視している。

よく友達とも話をするが、女子が転職する際にぶち当たる壁は、「年齢と結婚」である。
30までは転職も難なくできるが、それを過ぎると年齢と結婚の話を面接で聞かれる。企業側からすれば結婚して寿退社をして欲しくないからなのだろう。にしても個人的過ぎる質問をよく初対面の面接で聴けるものだと思う。
ぶっちゃけ、将来なんて何が起きるかわからない。保証もない。
その中でもし35の未婚の私からすれば、結婚するかなんて分からないし、家庭を持つかも不明なところだ。それが、結婚している30代の女性たちは将来の展望を聞かれる。子供は作る予定なのか、将来旦那の転勤などで転居する可能性があるのかとか。分からないし、失礼極まりないものである。
今の情勢からしたら、企業側も雇う人たちの将来の展望を危惧するより、自社の展望を面接の時に明確に示して頂きたいものだ。
そして寿退社はおめでたいことであるのだ。
その晴れ舞台を気持ちよく送り出せない企業に今の時代、未来はどうなのだろうと疑問を抱く。

話が逸れてしまったが、年齢という概念は日本にいると本当に、よく耳にする話題だ。それだけ、日本人の年齢に対するビジョンがネガティブに確立されているのだろう。

「30になったら結婚していて、家庭も持っていて、子供達と旦那と幸せいっぱいに暮らす」

夢のような展望だが、私には訪れなかった。笑
むしろ、30になりたての時は焦っていた。これで結婚できなければ売れ残る。
子供も欲しい、リミットが迫っている。
こう思っている世の中の女性は多いと思う。
でも一つだけ言えるのは、結婚がゴールではない。焦って結婚してもいいことはない。焦ってパートナーを見つけようとしてもいい人は訪れない。
私は運命に従うことを選んだ。
むしろ、結婚もしていない、彼氏もいない。30歳から今まで彼氏はいたことはないが、自分の人生に集中して生きてきた。
その年齢の時に海外に住んでいたというのも大きい。

実に海外の30代から上の人はのびのび生活している人が多い。
好きな服を着て、好きな人とショッピングし、好きなものを食べて、好きなことをする。私には新鮮過ぎた。
30歳を過ぎたら仕事をして、貯金をして、趣味はほどほどに...と思っていたからだ。

私が海外留学先に選んだのは、オーストラリアのパースだった。
そこには毎週末になると皆、海へと繰り出す。
家族づれやカップル、犬の散歩など様々である。
その光景を見たのにもびっくりしたが、本当に皆、笑顔で溢れていた。
幸せそうだった。

学校に通っっていたので、もちろん世界中に友達がいる。
そんな中、私、もう30過ぎちゃったよー!!なんていえない環境があるのだ。
40代や50代になっても語学の勉強に来てる人も居る。
もしも言ってしまっても、「大丈夫よ、あなたはまだまだ若いし、年齢でやりたいことしないのは勿体無いわ」と言われてから、私の概念は変わった。

「年齢はただの数字」

誰かが言っていた言葉だ。
けど本当にそうだと思う。
幾つになってもやりたいことは山のように出てくるし、やろうと思えばできるのだ。それを止めてるのは自分の既成概念なのだ。

私は30代になってから年齢より下に見られることが多い。
そりゃ、自分のやりたい事やって、アクティブに自由気ままに移動しながら生活をしていたら、社会に出て働いてる人たちよりは若く見られるのだろう。
言っておくが、私も社会に出て労働をしているが、満員電車や煩わしい通勤とは無縁の仕事スタイルである。

話が全然まとまっていないが、私の悪い癖である。
思ったこと、言葉がつらつら出てきてしまう。
だが、声を大にして言いたいのは、女子も男子も年齢だけで人生、考えないで欲しいという事だ。大きな可能性が秘められているのに、それを年齢だけで考えないで欲しい。
人間、本当にやりたい!と思ったことは年齢なんて考えず、体が動いてしまうと思っている。

この言葉がどれくらいの人たちに届くか分からないけど、年齢で迷っている人たちに届いて欲しい。


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