初学者やあんまり詳しくない人が対象になる時のスライドデザイン
いろんな人の前でお話をすることがあるかとは思いますが…
今回は「あまりその分野に詳しくない人」に基礎的な内容を伝える際に使うスライドの例です.これはだいたいのものに共通なんですが
『基礎は退屈でつまらない』のがほとんどです.
でも…基礎を伝える場合,資料として作ってみると意外なほど分厚くなりがちです.
真面目な人ほどこのあたりは厚くなりがちなんですね.
事業所内研修などなど,とくに介護は法定研修が事業所ごとに定められているものは基礎を改めてやりましょう,というケースもよくあります.
そこで,今回は基礎的な内容をお伝えする,または初学者の方にお伝えする際のスライド作成に関するポイントを挙げてみます.
【内容を絞る】
前述した通り,基礎はやればやるほど厚くなりがち,あれもこれもと入れ込むととんでもない容量になります.なので,伝える内容を絞りながら,ポイントを押さえていきます.
「何を伝えたいか?」ではなく,対象者が「何を知るとポジティブな変化につながるか?」を押さえながら考えていきます.
【伝わりやすさをおさえる】
基本的に基礎はつまらないです.が,後々振り返るとかなり大事になることは当然.
そこで講師側が考えるのは,「対象者が後々必要になった時,想起するきっかけをスライドでつくる」ことです.
文字だけスライドやあまりに詰め込みすぎた内容だと全然思い出せなくなります.そもそも想起どころか記銘すらできないこともあるわけです.
先日,某法人主催の研修会に参加したんですが,詰め込みまくりの内容だったせいか開始後即興味を失いその後の時間がただただ流れるという結果に…なりました…
こちらをごらんください。
今回のスライドは「認知症とはどんなもの?」という超基礎のうちかなり浅い情報に絞って入れています.
そして,最後のワークで記憶の定着につなげるという形になっています.
認知症そのものについて深く語るともっともっといくらでも出てくるのは当然なんですが,ここでは絞るポイントを認知症ではなく「認知」そのものにしてます.
スライドの作り方としては各スライドのキーワードでストーリーを作っていくイメージです.
画像はアイキャッチと記憶想起の手がかりとして,文字をメインにおいたスライドの作り方をしています.
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