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よなよな65 よなよな向こう

ばな子

遥かなる山の輝き

まみちゃん、山森に戻ったんだね。
でも、それが日常生活にはなんら変化を生み出さないということを知っているので安心しています。子どもたちが出たり入ったりしていて、ご主人が普通に夜帰ってきて、世話はしないけどサポートして、家を整えて、生活していくのだろう。
もともとそう決めていたんだけど、と言われてもすごく納得します。
よく山森に住むへんくつなおじいさんが、人が家に立ち寄ると「今は忙しいんじゃ、けえれけえれ!」とか言って、人を追い返すけど、たまに気が向くと家でお茶を飲ませてくれて、最終的にウィスキーがストレートで出てくる、そんな風に暮らして悪いと誰が言った!というようないい感じがします。
まみちゃんがおじいさんだっていうのではなく。

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よなよな、人生について意味なく語り合うばな子とまみ子。 全然違うタイプだからこそ、野生児まみ子の言うことを聞くとばな子こと小説家吉本ばなな…