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【DXみらいラジオ vol.58】「新しい経営学」から読み解く!バリューを作り出す方法とDXについて

デジタルビジネスシェアリング_編集者紹介

本日の記事は6/16(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.58」の様子です。

DXみらいラジオ

株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

✨DXみらいラジオリスナーアンケート実施中✨

「DXのxxが知りたい!教えてほしい!」「今不便な〇〇を便利にできないか」など、リスナーさんのご意見・ご要望をアンケートでお教えください!
アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDXみらいラジオで扱わせていただきます。

DXみらいラジオ vol.58

6/16(木)21〜23時にDXみらいラジオ vol.58を開催しました!
今回は新企画❗️❗️
「ラジオを聴きながらビジネスとDXのつながりを知ろう!」です。

女子栄養大学で教鞭をとっている三谷さんの著書「新しい経営学」をもとに「ターゲット」「バリュー」「ケイパビリティ」「収益モデル」を4週にわたってお話していきます。

第二回目のトークテーマは【バリューを作り出す方法とDX】です。

ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

デジタルビジネスシェアリング_line

バリューの種類


バリューには二つの種類があります。
1つ目が『交換価値』です。交換価値はいわゆる、利用者にとっての値段などに当たります。近場の安い居酒屋か遠くのいいレストランどっちがいい?利用者側が判断するものです。
2つ目は『使用価値』です。 使用価値には「中核価値」「実態価値」「付随価値」といった3つの要素があります。ここで一つずつ説明していきます。

①中核価値
サービスや商品そのものが持つ機能のことで、例えばハサミだと→切れる、飲食店→食事が出来るといった物です。
中核価値はビジネスに関しては時間や多額の研究費がないと手を出しづらい領域となっています。なぜなら、この分野はすでに沢山の企業で研究し尽くされていることが多いからです。
もし今から中核価値開発などの領域に踏み込むなら、宇宙開発や新素材の開発などの分野に限られてくるのではないかと考えられます。

②実体価値
中核価値でも例にあげたハサミを実体価値で表すと、例えば「今までのハサミよりお洒落なハサミ」といった、パッケージやデザイン・品質などの価値が高い製品となります。
他にも、カップル向けの飲食店や、高級思考・自然派のスーパーマーケットなどといった例が挙げられます。

③付随価値
製品やサービスに付随する、配達、設置、保障、アフターサービスなどのことを付随価値と言います。

具体的な例をあげると、「カスタマーサポートが充実している」「SNSでバズっている製品」「承認欲求を満たしてくれる」「コンビニで24H買えます」など、製品に付随して価値をあげるものとなります。

この上記3つを合わせると使用価値となります。


使用価値と交換価値の関係性

一般的に使用価値が交換価値を上回らないと利用者に購入されないと考えられています。式で表すと、

使用価値>交換価値=買われる
使用価値<交換価値=買われない

といった関係性になります。

しかし、実は最も利用者が気にするのはコスト

どんどん便利になっている現代社会では、高い品質やサービス・納期などで競合他社と差をつけることは難しいことで、利用者もそれを理解しています。特にBtoBの場合はコストが重要視される傾向があります。特にBtoBの場合はコストが重要視される傾向があります。

ただ、BtoCだど別のバリュー提供によっては一概には言えません。
スマートフォンなどを、完成された品質と高いデザイン性で提供しているApple社は、決して安価とは言えない価格帯の製品の提供でもその使用価値によって成功を納めました。コストで勝負をするのはターゲットやその他の要因などによりけりと言えるでしょう。


バリューを作り出すためにはどうしたら良い?


ユースケースから見るバリューの創造

セブンイレブンのコーヒー販売事業を通して、バリューの作り出し方を学んでいきましょう。
セブンイレブンが店舗でのコーヒー提供を始めてから、缶コーヒーが売れなくなってしまい、業界では大きな打撃を受けたと言われています。

缶コーヒーが売れなくなってしまった理由としては
・顧客の同じ価格帯で飲めるならひきたてのコーヒーが飲みたいという真理
・目の前でコーヒーを引いてくれるという体験を提供してくれる
といった価値の提供が影響しているのではないでしょうか。

ちなみに上記の理由からコーヒーの作りおきを行っている、コーヒーのチェーン店も売り上げの影響を受けたと言われています。
これからのコーヒーチェーン店はコンビニでは出来ないような、ラテやアレンジ、期間限定商品などで勝負していくしかないでしょう。

また、コンビニの競合他社であるファミリーマートもセブンイレブンに負けないようにコーヒー事業の設備投資に200億をかけており、コンビニ間での
機能性の勝負も始まっているのです。


バリューを作り出すための重要なポイント

前述のユースケースを通して見ると、バリューを作り出すためには、セブンイレブンのコーヒー事業のように価値創造に対してどれだけのリソースや金額をかけれるかが重要なポイントとなるでしょう。
先ほども例に出したApple社もデザインや提供方法などに多額の金額を投資を行ったことによって成功した一例とも言えます。

人材育成も大事ですが、人間個人への投資はその人個人内の能力で留マリます。一方、ビジネスへ投資すると、飲食店では美味しいものが作れる機械を開発すれば人権費さえいらなくなってきます。
例えば、コンビニは機械で一貫して提供まで行えますが、カフェは人件費がかかるからコスト高くなってしまうことなどに現れています。

このことから、人材投資や集客に多額の金額を使っても価値に影響を与えることは難しく、品質維持 体験を向上させることに投資することが重要となります。


新しい価値の作り方

新しい価値想像というと一般的には「誰も見たことがない様なものを作らなきゃ」といった考えになってしまいがちですが、提供の仕方などを変えるだけでもこれも新しい価値想像となります。提供の方法を新しく変革するだけで、商品やサービスの本来の価値に気づいてくれる可能性も十分にあるのです。

Youtubeやニコニコなどの動画配信サービスも以前から存在していましたが、tiktokやYoutube shortsなどの短い動画での提供で、さらに新しい価値を提供していると言えますね。

いきなり突拍子もないことをやらなくても、今あるものの提供の仕方を考えることが重要と言えます。


DXをどうやって行っていくか?

DXの根本はデジタルが使えない部分となります。それは「なぜ自分の店にお客さんが来るのかを考える」ということです
例えば、動画配信サービスのNetflixはなぜ多くの人に利用されるかを考えると

・映画やドラマがネットで見れる
・レンタルDVDみたいに返却しなくていい
・映画館みたいに最後まで見なきゃいけないこともない
・テレビと違って自分の時間に合わせて視聴できる

といった使用価値が挙げられます。
ここを掘り下げていく、といったことがポイントとなります。
新しい価値は使用価値への投資で作れるます。

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是非ご参加ください❗️❗️お待ちしております✨

🎉DXみらいラジオ vol.59のお知らせ🎉

次回DXみらいラジオ vol.59は6/23(木) 21時〜23時にTwitterスペースにて開催となります。
飛び入り参加、大歓迎です!

【Twitterスペースへの参加方法】
DXみらいラジオ公式アカウント・スピーカーアカウントをフォローするとタイムライン上にスペースが表示されるので、そちらからご参加ください
【スピーカーのTwitterアカウント】
あれっくす@フロントエンド x プロダクトマネジメント

配信内容はテキストにしてnoteで公開していきます。
公開してほしくない内容がありましたら、事前に教えてください。

生放送のため不手際もあるかと思いますが、そういった「リアル」を楽しんでいただけたら嬉しいです!!
みなさま、次回のDXみらいラジオもお楽しみに🙌

デジタルビジネスシェアリング_line

過去開催したDXみらいラジオ

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。


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