看護師が把握しておくべき糖尿病治療のこと

糖尿病の患者数は増え続けており、予備軍の人も含めると相当数います。糖尿病の原因は大きく分けて2種類あります。

1つは遺伝です。
親や親族に糖尿病患者がいる場合、発症リスクは高くなります。
もう1つの原因は生活習慣によるものです。
暴飲暴食、運動不足、ストレスなどによって引き起こされます。日本人の9割以上が、この生活習慣によって糖尿病を発症しています。

看護師は、糖尿病の原因や状況をよく理解して、サポートをしなければなりません。

糖尿病の治療において大切なのが、生活指導です。
生活習慣が原因の糖尿病はもちろん、遺伝が原因であっても生活習慣の改善が必要となります。
例えば、食事の管理です。
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン類など、あらゆる栄養素をバランス良く摂取するように指導します。食べ過ぎや偏食がないか、こまめにチェックすることも大切です。
また、適度に運動するように声掛けも必要です。
運動を継続的に行うと、血糖値を安定させることができます。軽いウォーキングやストレッチでも十分効果が出るため、積極的に行うように指導しましょう。

糖尿病治療には、糖尿病療養指導士と呼ばれる資格があります。
受験条件は、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有していることです。さらに、糖尿病患者の療養指導業務を長期的及び継続的に行っていることも条件に含まれます。取得することで、知識や技術の幅が広がり、専門性を高めることが可能です。

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