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画才に恵まれた歯科医師による咬合セミナー受講ノートが書籍化!まるで自分が受講しているかのような臨場感

下川公一臨床セミナーアドバンスコースより「下川の臨床咬合」受講ノート 安全な咬合・危ない咬合
駒澤誉 他



皆さんこんにちは、大阪の福重です。本日は臨床に役立つ本をご紹介します。

下川公一先生(元九州歯科大学臨床教授、故人)は福岡県で長年歯科医師の勉強の場を主催してこられました。私の母校(九州歯科大学)ではその名を知らぬ者が無く、臨床のレベルアップに多大な影響を与えてこられました。その下川先生の咬合コースを受講したのが私の同級生、駒澤誉先生です。駒澤君はみんなからホマレちゃんと親しみを込めて呼ばれ、その画才は学校中に知れ渡っていました。美術部の部室の前で大きなキャンバスに向き合っていた姿を思い出します。下川先生の経験&知識と駒澤先生の画才が出会いこの本が生まれました。
絵が多く、セミナーを受けながら感じた事も書き添えられていますので、まるで自分が受講したかのような臨場感で読み進めることができます。師弟関係の熱さや厳しさも伝わってきます。

新人の皆さんは最初は一本の歯に空いた穴、その中の根管、など小さな対象と向き合う事になりますが、ほどなくその小さな歯が、顎顔面の中でダイナミックに動いて機能していることに気付きます。また、義歯や顎関節症などに取り組むと、顎顔面全体における形や動きがどうなっているべきなのかを知らねばなりません。顎顔面は全身の中でほかの部位と関わりながら機能している、ということに気付く人もいるでしょう。

この本の中に書かれているのは、そういった一本の歯と全体とのつながりを知るための基礎です。臨床の中で、毎日何度も使う考え方です。ぜひ手元に置いて繰り返し眺め、日々の臨床の中に溶かし込んでいていただきたい一冊です。

(大阪府 医療法人天真会ふくしげ歯科 福重 真佐子)

※画像はアマゾンの販売サイトから



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