マガジンのカバー画像

夜更けの思索宮

63
時には哲学を、古代ギリシャを、あるいは皮肉やのイタリアの彼氏のような、ちょっといつもの場所をはなれて遊ぶ
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

SDL(Service Dominant Logic)的なものは、実は遊びなのかもしれない

 今回はホイジンガの「ホモ・ルーデンス」読書会の3回目です。今回は、手分けをして最後まで読み解きます。私の担当は、「9. 哲学の遊びの形式」と、「10.  芸術の遊びの形式」です。 青年の遊びとしての哲学、教育・文化のギリシャ的環境を形成したソフィスト ホイジンガは哲学が、原始時代の聖なる謎解き、弁論術、祝祭の余興から形成されてきたという。そもそも、プラトンまでが、哲学を青年の遊びとみなしていた。哲学によって、問いが深く掘り下げられたとしても、それは高貴な遊びに過ぎなかった