『イタリア的:「南」の魅力』ファビオ・ランベッリ第1章食にみるイタリア
ブローデルを一休みして、ランベッリの『イタリア的:「南」の魅力』を読む。そういえば、2019年にイタリアに行ったことを思い出す。フィレンツェで入ったレストランの生ハムの量に驚いた。この生ハムも、パンもイタリアの食の文化に必須のシンボルなのだ。
イノベーションによる食の変化 ブローデルによると、中世まで人口が増えると食べ物がなくなり貧しい生活を余儀なくされた。ランベッリも、最初小麦をそのまま焼いて、砕いて食べていたという過去のエピソードを語る。その屑をお湯に入れて煮たものが