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生き残る事の難しさ

まず初めに、ここからはアゲハチョウやその幼虫の話があり、グロい表現等が出てくるかもしれませんので、苦手な方はご退出願います。 4月末から始まった今シーズンも、ようやくひと段落付きそうです。本日蛹化した1匹をもって今残っている全てが蛹となり幼虫はいなくなりました。 と書いておきながら例外として1匹幼虫が残っており、それがこの写真の個体です。単純な蝶の成長記録では新鮮味がないので、蝶やその幼虫の悲しい現実の一面として、この個体について紹介します。 実はこの個体、現状生きてい

    • これが正しかったのか・・・。

      先週末から、GW周辺生まれの1stグループの蛹化・羽化並びに2ndグループの産卵がピーク。 先週蛹化したとある個体が、今日羽化してしまった。 「してしまった」・・・そう異形である。 先週の蛹化の段階で、体は脱皮できたもののマスクを破り取る事ができず、マスクをつけたまま羽化に進み始めた。 私の拙い統計から、アゲハ蝶の生涯で一番死のリスクが高いのは蛹化である。脱皮による変態の前後で差異が大きく、失敗する可能性が他の脱皮よりも高いからだ。 蛹化失敗の段階で、近い未来でのこの

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