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モニカ・ベルッチ

彼女を特別に好きというわけではない。

僕が当時観た印象的な映画作品に、
たまたま出演していただけかもしれない。

2001年公開「マレーナ」、
2003年公開「アレックス」である。

モニカ・ベルッチは、
イタリア人のモデル、女優だった。

スペインのペネロペ・クルスに、
似たイメージがあるかもしれない。

「マレーナ」はジュゼッペ・トルナトーレ監督が、
「海の上のピアニスト」に続いて製作した。

「アレックス」はギャスパー・ノエ監督が、
「カノン」に続いて製作した。

どちらも注目の的で、
モニカ・ベルッチは女優として、
体当たりの演技だった。

どちらも目を背けたくなるシーンがある。

特に「アレックス」のそのシーンでは、
僕の大好きなベートーヴェンの、
交響曲第7番第2楽章が流れていて、
とても複雑な心境になった。

僕は30代になったばかりで、
まだ受け入れることができた。

「マレーナ」はイタリア映画らしく、
「アレックス」はフランス映画らしく。

今はこういう映画、作られるのだろうか。
たった20年前だが、古典のように思える。

刺激が過激になる。

これが時代のせいなのか、
自分の年代のせいなのか。

たぶん、どっちのせいでもあるのだろう。

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