聖歌
娘たちの学校がカトリックなので、
よく聖歌を聴く機会があった。
癒やしの音楽として、グレゴリオ聖歌が、
流行ったのはいつ頃だっただろう。
エニグマが席巻したのは90年代で、
舞台の振付や演出で僕は、よく聴いたものだ。
クリスマス会で子どもたちの唱う、
聖歌は本当に心が洗われる。
声が、肌を透過して、脳や心に響いていく。
礼拝堂の荘厳な雰囲気で、自分の罪に目を向ける。
贖罪。
社会の一員であり、地球の子どもであること、
それで初めて、いまの自分がある。
学校や教育が変わるためには、
まず社会が変わらなければ。
道徳や倫理の授業を、大人も受けたらいい、
義務にしたっていいくらいだ。
たまたま僕は2020年、50歳になって、
社会課題のソリューションに携わる。
偶然か、思し召しか。
子どもたちから、日々学んでいる。
毎週日曜日、家族で教会に行き、
聖歌を唱い、説教を聴く。
というのは難しいだろうけれど。
せめて毎年クリスマスには聖歌を鑑賞し、
新しい年を清らかな気持ちで、
家族と迎えていきたい。
そういえば父親はよくビング・クロスビーの、
「ホワイト・クリスマス」を聴いていた。
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