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かっぱ寿司に行ったという話

 ※この記事はただの雑記

 読者の方は、100円回転寿司と聞いてどの店を思い浮かべるだろうか
大体はくら寿司、はま寿司、スシローの3店あたりだろう。実際にはこれらの他にも魚べいや元気寿司、かっぱ寿司などが存在しているが私も100円寿司と聞くと真っ先にはま寿司の名が出てくる。
 それぞれ、人の好みによってどのチェーンに行くかどうかは分かれてくるとは思う。
上記に挙げたチェーン以外でも100円という縛りを無くせば、長次郎、大起水産、銚子丸、海鮮アトム、トリトンetc....というふうに多種多様だ。もちろん私自身も自分へのご褒美に大起水産か長次郎に行くこともある。気軽に行くには少し高いというかハードルが高いわけだが、その点100円寿司は気軽にランチに行く感覚で行けるというのは有り難い限りである。

前置きが長くなってしまったが、私は小さい頃好きだったチェーンがある。それがかっぱ寿司だ。
とはいえよく行っていたと言っても小学生の頃、出掛けの帰りに連れて行ってもらっていたという程度なのだが、当時の自宅の近所にあったおたる寿司と比べても特別感のある寿司屋だったのだ。
 しかし、中学高校になるにつれ多忙が重なり全く家族で出かけなくなってしまった。近所にもかっぱ寿司はあったのだが、その頃には家族でご飯を一緒に食べるという時間すら失われ、
特別だったはずのかっぱ寿司も気づけば自身の楽しみからも消えてしまっていたわけだ。
まあ当時から少しずつ業績も悪化していたのだろう。
いつしか当時住んでいた自宅の近所の店舗もは閉店してしまい、もはや存在すら忘れかけていた矢先の話である。私自身の都合で急遽関西へ戻ることになったのだ。そして、新たな引越し先の近所になんとかっぱ寿司が現存していたのである。十数年ぶりに友人と会った気分になった私は、荷物を放り出し身体に従って真っ先にかっぱ寿司に赴いた。


店内の雰囲気に懐かしさを覚え席に座り色々なネタに手を出そうとメニューを見ていると、ネギトロ軍艦を発見した。小学生の自分が好きだったメニューの一つである。真っ先に注文し運ばれてきた軍艦を見て飛びつくように食べたのだが、昔のままの味である。美味しいものを知った後でも満足できる味だ。
 もちろん、当時より色々なネタを口にできるようになり生タコ、ぶり、創作ネタと色々手を出した。
そして真っ先に気づいたことがある。100円寿司の中でもクオリティも味も高い方なのだ。
実はその頃100円の回転寿司というものに出向かなくなってしまっていた。というのも、主な要因となったチェーンでは酢飯が酸っぱくまたネタもイマイチ新鮮ではなかったためである。
どうせお金を支払うならちょっと高くても美味しいものが食べたいという思考に変えさせられるほどに不満を抱いていたのだが、いい意味で期待を裏切られた。
 酢飯もネタもクセがなく食べやすい。もちろん100円オーバーの寿司店の寿司と比較するのは流石に酷なものがあるが、普段食いできるくらいには食べやすく、また、ネタも食事の間隔としても新鮮だったのだ。
結局予想以上に食べ進んでしまい、3000円オーバー食べてしまった。食べ過ぎだけど、まだいける気がする、と、手を伸ばしそうになったがここは自制してお会計に移ったのだが、よくよく考えたら幸せをたった3000円で得られたのだ。コスパ良すぎないか?
しかも満腹中枢も思い出も満たされるオマケ付き.....


というわけで、満足感を覚え今もまあまあな頻度で通ってしまっているわけだ。
貧乏舌と言われそうだが、私からすれば思い出の味だしそこまで悪くないからこそ食べて見て欲しい。
気軽に行けるという意味でも後悔はしないはずだ。
不祥事が云々あったが、故に敬遠していることがアホらしくなるだろう。






とまあそれらしいことは言ったが、やっぱり私ははま寿司推しである。
それはさておき、結論、安くて美味しいことほど幸せなことはない。
これを機に安くて美味いものを探してみようと思う。

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