ヤバイ本150冊【2014年9月号第1特集】

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乾いた女も思わず濡れる! オネエ系モデル・IVANが選ぶイケメン妄想写真集

――「グラビア写真集」といえば女性タレントやアイドル、女優など”女の主戦場”であるのは言わずもがな。しかし、一方で”男性グラビア”の世界もじわじわと広がりを見せているのだ。ここではオネエ系モデル・IVANが”オンナ目線”と”モデル目線”で、その楽しみ方を伝授。女は男のナニを見て興奮するのか? 男性読者諸君、必見です。 

出版不況の煽りを受け、女性タレントの写真集売り上げは軒並み頭打ち。一方、今で

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高尚すぎて凡人には理解不可能? リクルートOB本の"福音"具合

――東証一部上場に向けて注目を集め続けるリクルート。同社の創業者は『かもめが翔んだ日』や『リクルートのDNA』など、数々の名著を持つ江副浩正氏。その後を追うかのように、"リクルート卒業生"たちも続々と自著を発表し続けているが、その中身はなかなか"高度"なようで……。彼らの実態と、その読み解き方を検証していきたい。

これまで「ゼクシィ」や「とらばーゆ」「フロムA」「ホットペッパー」「R25」などな

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川端康成と三島由紀夫を結ぶ"点と線"とは? 昭和文豪の主治医が独白する名作誕生の秘話と苦悩

日本人初のノーベル文学賞作家である川端康成といまなお世界中に熱狂的なファンを持つ三島由紀夫――。かつて、川端の主治医を務め、文学史に名を刻まれた文豪と密接な関わりを持った精神科医が、現役で診察している。その人とは栗原雅直医師(84)。今回、栗原医師が日本を代表する文豪らの素顔と、名作誕生の秘話を明かしてくれた。

そもそもなぜ私が川端氏を担当することになったかというと、東大病院精神神経科の助手で虎

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【名越啓介】「ギャングに不法占拠生活者、近づくことでリアルになるアウトローの生態」

名越啓介(カメラマン)
1977年、奈良県生まれ。世界中のストリートを色鮮やかに切り取った作品が好評を得て、06年にアジアのパンクスやストリートギャングなどを撮影した初の写真集『EXCUSE ME』(トキメキパブリッシング刊)を発刊。現在もさまざまな分野において活動中。

『Sing Your Own Story 山口冨士夫写真集』
発売/ロフトブックス 価格/5500円
13年8月に急逝した山口

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【石井光太】「危険地帯なんてどこにもなかった 日本での一般常識を覆す本」

石井光太(作家)
1977年、東京生まれ。国内外の文化・歴史・医療などをテーマに執筆。主な著書に、アジア諸国の障害者や物乞いを追った『物乞う仏陀』(文春文庫)など。東日本大震災後の遺体安置所を舞台にした『遺体―震災、津波の果てに』(新潮社)は映画化され、ヒットを記録した。

『世界「比較貧困学」入門』 
出版社/PHP新書 価格/780円+税
世界の最底辺を取材し続けてきた著者が、その経験をもとに

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【上原善広】街を、土を、そして民族を……"路地"を歩く原点となった書籍

――日本人旅行者が増加傾向にある一方で、世界情勢が不安定となり、興味本位で危険地帯に赴いては悲惨な目に遭う人も少なくない。ここでは世界中の危険地帯や秘境を旅するスペシャリストに、危険地帯を歩くためにこれだけは知っておくべきタブーや状況が記された"ガイドブック"をご紹介してもらった。

紛争、災害、麻薬、貧困……。さまざまな理由から、足を踏み入れることがはばかられるタブー地帯。世界には、凡百のガイド

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"戦略"、"暴露"、"自賛"…… 建前の間に本音が見える政治家本の出版事情

去る7月1日、世論を騒がせながら集団的自衛権を認める閣議決定がなされた。タカ派として知られる安倍晋三政権下での成立だけに、安倍首相の政治戦略に不安を口にする人も多く、各種メディアでも安倍氏への批判記事が乱立している。

安倍氏は2度の首相経験者であると同時に、50万部以上を売り上げたベストセラー作家でもある。覚えている方も少なくないであろう『美しい国へ』(文藝春秋)だ。第一次安倍政権の2006年当

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歪んだ歴史小説の礎となり――。 自費出版物から盗作も? 司馬史観、もうひとつの功罪

――本文中には多くの歴史小説家が登場したが、その中で、緻密な取材で大胆な人物像を描く、文豪・司馬遼太郎。一方で、司馬史観などに対する批判もある彼の真の功罪とは?

『燃えよ剣〈上〉』(新潮文庫)

日本でもっとも人気のある歴史小説家ともいえる司馬遼太郎。だが、本文でも述べられてきた通り、ときにその飛躍しすぎた描写が”司馬史観”と語られ、一部の歴史好きだけでなく、本来ならフィクションなどは相手にしな

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フィクションはやはり不敬!? 司馬遼太郎も描けない天皇の肖像

――近代歴史を扱った小説において、天皇そのものを取り扱ったものは、右翼から襲撃を受けるなど、根強いタブーとなっている。幕末から明治維新を取り扱った歴史小説の中で、断片的に天皇がどう取り扱われているか、数ある歴史小説の中からその断片をすくい出すよう試みた。

1960年、中央公論に掲載された深沢七郎の小説『風流夢譚』は、主人公がバスの車中で見た夢のなかで、皇太子・皇太子妃が斬首されたり、天皇皇后の首

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性器、人体破壊、天皇侮辱……タブーを破る危ないアートブック

――先月、女性器の3Dデータをネット上で配布したろくでなし子が逮捕され、大きな話題となった。芸術と性をめぐる議論はこれまでもしばしば巻き起こったが、タブー破りとなる美術表現とは何なのか? 国内/海外のアーティストの作品が載せられたアートブックを参照しながら、あらためて考えたい。

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