ドキドキ!論文revision
論文掲載までの長い道のり
某学術雑誌に投稿していた私の論文が査読を終え、先日desision letterを受け取りました。結果はmajor revisionでした。決して悪い状況ではなく、トラブルなくこの日を迎えられたことにただ安堵しました。とはいえ、ここまでの長い道のりと、ここから論文掲載まで続くさらに長い道のりのことを考えると少し不安な気持ちになってしまいます。
なにせ査読の1ラウンド目だけに半年も費やしてしまったのですから。
軌跡を振り返る
そもそも、この研究に着手したのはちょうど一年前でした。オンライン調査だったのでデータ収集は一瞬で終わりました。
そこから結果を論文にまとめて、初めて投稿したのが1月でした。その時は2週間ほどで返事があったのですが、残念なことにデスクリジェクトを食らってしまいました(まあ妥当な結果だったと思います)。
すぐに次の投稿先を探し、2回目の投稿を行ったのが2月末でした。1回目の結果が出てから次の投稿までに時間がかかった理由はよく覚えていませんが、授業が忙しかったのだと思います。
一般的に論文の査読は1ラウンドあたり2~3か月かかると聞いていたのですが、提出から5か月経っても何の音沙汰もありませんでした。状況確認のため担当者にメールを送ったところ、エディターが仕事をため込んでいるようで、結果が出るまでもう少しかかるとの返事でした。
それから彼らを信じて待ち続け、8月末になってようやく結果が返ってきたという顛末です。
夏の青空に走る霹靂
突然の報せは新たな戦いの始まりを意味します。9月の学会発表に向けて準備していたところに突如として新たなタスクがねじ込まれ、残り半分となった夏休みを論文の修正に充てることになりました。
そもそも構成もデータの示し方も自覚できるほどにガバガバだったので、修正する箇所が多くて大変な作業になりそうです。次から次へと改善すべき点が頭に浮かんでくるなか半年も待たされるのは生殺しというものです。そんな内容にもかかわらず誤字脱字からロジックまで丁寧に指摘してくれた査読者には頭が上がりません。
まあ今年の学会では論文内容の一部を発表することになっていたので、良い時期にフィードバックを得ることができたと考えることもできます。
反省点
査読プロセスに終わりが見えないことで若干憂鬱な気分になっている私ですが、これはしかるべき行動をとっていれば防げた問題だったと、今になって思います。
今回の一番の反省点は、投稿先のジャーナルの査読にかかる時間を調べていなかったことです。
ジャーナルの情報は「Academic Accelerator」なるサイトで調べることができます(信憑性のほどはわかりませんが)。
https://academic-accelerator.com/Impact-Factor-Search-Engine
検索したジャーナルについて、インパクトファクターや採択率、査読スピード、口コミなどを見ることができます。
上に述べたように今回は査読の1ラウンド目に半年かかっているわけですが、後で調べてみると、今回の投稿先はそもそも査読に比較的長い時間を要するジャーナルだったようです。口コミでも査読の遅さに言及されていました。
特に私のような修士課程の学生は、投稿先を選ぶにあたって査読スピードを考慮する必要があるかもしれません。
今回のリバイズを完了してもまだ第2、第3ラウンド(もしくはリジェクト)が控えています。それでも来年の学振DC2の提出期限までには採択されていることを願います。
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