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学振日記④ 提出したのはいいけど…

提出を終えて

長い戦いを終え、ようやく申請書を提出することができました。
思えば約半年間wordファイルとにらめっこしていたわけで、この日を境に一日の大半を占めていたタスクがきれいさっぱり消え去るということになります。実質もう夏休みです。

とはいえ、提出をした後にはその事実を確認する作業が残されています。力を入れて書いた申請書なだけにちゃんと提出できているか心配は絶えず、強迫観念に取りつかれたように電子申請システムにログイン・提出を確認して一時の安堵を得る、というルーティンを数時間感覚で繰り返していました。今はなんとか治まっています。

提出

無事期限までにやるべきことを遂行できた事実はとても喜ばしいのですが、正直なところそこまで良い気分ではありません。ネガティブ気分の低減こそありましたが、ポジティブ気分の増大、とまではいきませんでした。

というのも申請書の内容が満足できるものではなかったからです。研究の背景や着想に至った経緯のセクションは以前からいろいろな人との相談のもと良いものができていたのですが、問題は研究計画セクションです。個人的にはそれなりにまとまった内容にできていたと思うのですが、それが他に人にとっても読みやすいかどうかは別だったようで、提出当日に大幅な改訂をすることになってしまいました。しかもそれが当日昼過ぎのことだったので、もう自分にまともな判断力は残っておらず、今思えば必要な内容を削って余分な内容を付け足すというどうしようもない改訂でした。まだ提出もしていないのに先生からフォローをいただく始末です。

これから

そんな感じなのでDC1。学振に「まさか落ち」はあっても「まさか受かり」はない、と聞いたことがあります。自己評価以上に良い結果は期待できないということですね。学部から大学院までまさか受かりで細い綱の上を歩いてきた私ですが、今回ばかりは足の滑らせどころなのかもしれません。

メンタルヘルス的に良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、学振は不採用の通知と一緒に不採用者の中での順位も教えてくれます。その結果を真摯に受け止め、次の手を考えていくという流れになるのだろうと思われます。

とにかくもうできることはやり切ったので、授業や学会発表の準備をしながら結果発表を待つのみです。

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