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学振日記③ 事務チェックを終えて

事務チェックとは

学振が大学院生の生活・キャリアに深く関わってくることはもはや説明するまでもないですが、例年、出願資格や書類の不備により審査の対象外となってしまうケースがあるようです。明日は我が身、おそろしいことです。
こうした事態をできるだけ避けるべく、申請者の所属機関が書類をチェックしてくれるという制度があります。これが事務チェックです。学振の申請書は申請者が学術振興会(JSPS)に直接提出するわけではなく、一度申請者の所属機関に集められ、機関からJSPSに提出されるという仕組みになっています。ありがたいことに本提出までは我らが大学(所属部局)が面倒を見てくれるというわけです。
ただ、各機関が事務チェック用の提出期限をそれぞれ設けているので、事務チェックがあるがゆえに提出期限が前倒しになり、大学ごとに書類作成に割ける時間が違ってくるという実情もあるようです。所属機関とJSPS両方からのお知らせを日々チェックする必要があるということですね。

自分の場合

事務チェック用の提出期限は意外と早いです。5月中旬あたりが多いのではないでしょうか。私の場合はその後5月下旬に一度返却され、指摘事項を確認・修正した上で6月上旬に本提出という流れでした。機関によっては申請者への返却を経ずに本提出となることもあるようです。
ちなみに私は申請書の作成を事務チェックに間に合わせることができませんでした。悲しいかな、客観的な目を介さずに本提出の日を迎えないといけなくなったわけです。
ただ、周りを見ると意外と事務チェックを受けない人は多いです。どうやら自分だけが極端に遅れているというわけではないようで、その点は少しだけ安心できました。自分を周りと比べるような人間が特別研究員の器足り得るのか、という疑問はさておいて。

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