2022年3月の記事一覧
神風(KAMIKAZE)
【春の重力】
匿名がなき世になりつつあるらしと人を介して人から聞きぬ
国が国に対する市街戦 銃声と腹 背には変えられない ひとときの命
重力は春を落としくる はゆし君しらごろも着て花の如く揺れ
【レント】【4月17日復活祭】
たぶん、JIN DOGGは、叫んでる怖い人の印象があるはずだ。
しかし、
ニート東京とか見れば、ふつーの人であるのを知る。
そこから聞くと、遅まきながら新鮮。
もっとみる
【反歌強化年間】
知らぬ者はバラバを許せと叫び立つ 煽動者たちの罪なるこころ
二人居て一人は盗む天国を知らざる者と知りたる者と
罪のなき者が投げよと誰しもが己の罪を小さく想ふ
【レント】【4月17日復活祭】
http://gendaitanka.jp/book/kashu/068/
【反歌強化年間】
世の終わりが近いと君は遠い目をしている。そうさ、いつでもそうさ
あんなに笑っていたのに引き攣って 笑っておくれよハローニューワールド
エサウとヤコブ 長子は後にヤコブは祖に 復活祭は汝の超克
【レント】
http://gendaitanka.jp/book/kashu/068/
【反歌強化年間】
春一番 固めた髪を乱しゆく終末遅延を辞書で繙く
国柄は風土に根付くあずまびと我は荒れ野で叫ぶ者なり
泣く者よ。汝の超克は秘するに在り存在を探る青き修道士
【レント】
http://gendaitanka.jp/book/kashu/068/
【反歌強化年間】
幾たびも読んだ創世記で涙する 神この日より我を救えり
戦いはアベルの血による罪の後にあめつちの水門が開く
あかときの千年の眠り解けるごと復活祭は汝の超克
【レント】
http://gendaitanka.jp/book/kashu/068/
【反歌強化年間】
迷惑をかけて独りになりたいと身勝手ばかりを祈りに加え
誰もが望んでいない私の命 空に吊るされ逆位置の魔術師
偽りの愛に慣れてる 皆あの眼をし離れていったそれだけのこと
【孤独を愛する日】
http://gendaitanka.jp/book/kashu/068/