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Yetiになっちまったいぇい!

前口上

表紙の写真をご覧になって、ついにPATAの頭も春に!それとも禁断のスゥイーツに進出か、と思し召しのあなた、まだまだ甘うございます。スゥイーツ、そんなに甘いものではないことを重々承知しておりますので、自分を甘やかさないためにも、甘い夢はもう少し先に。。。つくれないんだろ〜、と見抜いたあなた、鋭いです。単にどんくさいだけです。食べるのは大好きですが。いまさらだれも驚かないっていう噂も(笑)。

以前作ろうと思ってなんちゃってになってしまったPanada、PANDAではないですよ〜、覚えてらっしゃいますか〜。ってお初の方には無理ですね。失礼いたしました。イタリアはサルディーニャ島伝統のお肉のパイ包みのようなお料理でございます。

ちょっとラードの匂いが強く出てしまったのですが、一度初心にかえって、生地いちどちゃんと作ってみようと。基本小麦粉とラードと水、あとお塩ちょろっと、なんですが、noteのご近所さんたちのパンとかクッキー作りとか見てて、小麦沼ずぶずぶの住人として、たまには頭使ってちょっと整理。手練の方々には、こんなんあったりまえでしょ〜、で、興味ない方にはどうでもいいことだと思いますが、お急ぎと御用のない方はお付き合いくださいませ。

水分と油分の加える順序でもっちもち→さっくさくに

・水分先に加えて練ってから油分を加える、もしくは油分は加えない:
 しっかりグルテンができるので、弾力性のある生地に
・油分を先に加え、水分は後から:
 小麦粉の粒の周りに油の層ができるのでグルテンができにくく、さくっとした感じに
・同時に油と水分加える:グルテンはできるけど油が阻害するので、すこしてろ〜んとした生地になって、伸びが良くて少し弾力性のある生地になる

そういえば、みちさんがクッキー作る時フープロで混ぜるのに向いているレシピと向いてないのがあるって書かれてて、たしかにフープロ使うと空気巻き込みながら粉の一粒一粒に油が回りやすくなるから、手でやった時の少しダマダマな感じとは違うものになりそう。

これに、水分として塩水(讃岐うどんとか素麺とか10%くらい)使うか、水にするか、全卵、卵黄のみ、と加水率があって、油分もオリーブオイル、サラダオイル、バター、これに粉の種類、捏ね方、寝かせ方、温度・湿度まで関わってくるので無限の組み合わせが。これも整理し始めてますが、マトリクスが6次元くらいになりそうで、あわあわしてます。。。ほとんどの方にはどーでもいいんじゃね?なお話ですね〜。ほんと勘がにぶいんで、こうやって自分が何をどうしたいのか理解しておかないととんでもないことになるんで。たぶん一生かかっても極められなさそう、というか一生修行かも。ま、楽しみながらぼちぼちとまいりたいと。

生地作り

Panadaの生地、00粉、ラード10%、加水率50%くらい、岩塩1%で作ってみました、の今日のお話。
ええ、生地だけで、Panadaにしてません。生地すらまともにできないのに、お肉入れる勇気まだありまっしぇん、の、びびりばびでぶ〜のびびりなもんで。

加水する前に手ですりすり、まんべんなくラードが行き渡って、べたつかなくなるくらい。って、ここ手が粉だらけのラードまみれになってて写真は撮れませんでした。

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少し風味づけにローズマリ刻んで入れて

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卵の白身が余ってたので、これを加えて。あんまリ捏ねるとかっちかちやねん、になりそうなので、まとまるくらい。。。ちょっとラード回しが足りなかったかも、と反省だけならサルでもできますね。ラップして冷蔵庫でしばしお休みいただいて。

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麺棒で伸ばして。油が多い生地はパスタマシーン滑ってうまく伸ばせないので。う〜、明らかに不均一。

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習作なので、小さめに抜くことに。で、一番うちでちっちゃな花形で抜いて。。。なんで持ってるのかな〜(笑)。ちなみに、抜いたあとの生地、もう一度伸ばしてぬいて、を繰り返して全部使い切ってます、の貧ちゃん性ですぅ。

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オーブンシートに並べて、、、この雰囲気は梅だな〜、
東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主人無くとて春な忘れそ、なんて。
太宰府の梅もきれいでしたし。♪心字池に架かる三つの紅い橋は、一つ目が過去で、二つ目が今、♪って、飛梅。ま、わたしの頭ん中はいつも春ですが、何か?(笑)。

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180℃で15分くらい、軽く色付くまで焼いて。で、ですね、まんまじゃ薄い塩味のクッキーみたいで美味しいんですが、あまりにも寂しいので。

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この前やって好評だった、胡桃・ゴルゴンゾラ・蜂蜜を軽く練ったのを乗せて

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羊さんのお乳で作られてるペコリーノはんをすりすりして。これ、長辺にそってやるとふわっとした感じになるんで好きです。♪粉〜雪〜 ねえ 心まで白くそめられたなら♪なんて。へえ、レミオメロンと勘違いしていたのはわたしです。ファンの方ごめんなさい。

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ふわっと乗せて。。。。これ、雪男みたい。なんのための花形?。
Oh! Yeti!!!いえい、とか言っている場合ではないのですが。。。お笑いくださいませ。。。。ヒマラヤ行って修行しなおしてきま〜す。
ほんと、noteのみなさまセンス良い方ばかりで、日々学ばせていただいているんですが、なかなか真似できず。難しいです。。。うううう、天性のものがそもそも違うような。。。

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焼き上がりはカリカリとサクサクの中間くらい、カリサクで。もう少し脂と馴染ませてもいいかも。しっかり小麦の風味が感じられる大地の感じがするのはグッド。乗せてるものは、間違いありません、ですね。平にして焼くとラードの匂い、ほとんど気にならないのも収穫で。バターでやると、物としては美味しくなりそうですが、素朴な美味しさからは遠ざかる感じがします。ここはやっぱり、草原を吹き渡る風を感じながら、大地の恵みを楽しむ雰囲気に仕立てた方が良さそうな気がします。第一回の習作としては、ま、そこそこで。
第一回ということは、またやるの?と恐怖に慄いていらっしゃるあなた、わたしの鈍さをご存知ないようで。最低5回は繰り返すのは必須で。I like Englishを覚えるのに1週間かかった鈍さを舐めたらあかん、なんて(笑)。

普段よくワインを酢にしてしまううちでは珍しく、たまには、ということで、赤のスプマンテを開けて、にあわせてのおつまみに仕立てたのでございました。
ご想像の通り、漏れなくお風呂で意識が飛んでしまって、コンフィになるところでしたん。ん?お湯だから茹でPATA???不味そ。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日も素敵になりますように。

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楠の蕾。咲くのはもう少し先になりそう。


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