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和のパスタ フェットチーネをシラスと大葉で 鳥牛蒡とともに

 またまたしばらくのご無沙汰になってしまいました。
身内に不幸があり、諸々で忙殺されておりました。
悲しんでいる時間もないくらいする事や決めないといけないことが押し寄せてきますね。感傷に浸って心が漂ってしまうのを繋ぎ止めることにはなったような気がしますが。

と、みなさまに関係のない湿っぽいお話で恐縮でございます。湿っていても仕方がないし、故人も悲しむと思いますので、はよ乾かして着火、いつものように暴走モードに入りたく、

”人生五十年 下天の内にくらぶれば 夢幻ゆめまぼろしの如くなり 一度ひとたび生を得て滅せぬ者のあるべきか”   であれば

”何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ” でまいりまするぅ〜〜〜〜〜。

 今日は何にしよ〜かな〜、と食材探しをしていた時のことでございます。店内放送で"いつも仕入れている漁師さんがシラスが大量に取れて困っておられます。いつもお世話になっていますので、全量当店で買取りました。いつもの倍量入って同じ値段でお出ししてますので、ぜひお買い求め、ご協力お願いします”って聞いたらもう、買うしかないでしょ、で、お連れして。
シラスで魚飯なんかもいいかな〜、とか思いながらたっぷりの大葉もお連れして、準備始めようかな、と思ったら、”パスタを所望する”とのみことのり
あれ〜、この展開どっかで聞いた事あるような、って、鯛のバジルソースの時と一緒やん。ま、麺好きが多いので、こうなることも予想はしておりましたが。イケめんはおりませんがめん食いはおります、なんて(笑)。かんめんしてくだせ〜まし、ですねぇ。生パスタですがwww。

パスタを作る

シラスは味が優しいので、シンプルに南イタリア風かな〜、ということで、デュラムセモリナ粉、水、オリーブオイルで南イタリア風の麺にすることに。卵で作るのに比べるとぷにぷにした生地で、ちょうど赤ちゃんのほっぺくらいの感じ。

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で、この後写真撮り忘れ。。。まだ心ここに在らざれば、だったみたいで、不覚です。パスタマシーンで、伸ばして畳んでを3回繰り返してから、フェットチーネの幅に切って。ほんとは手で伸ばして作る南イタリア風の生パスタにしたかったんですが、時間の関係で。なんせ作るのに最低1時間はかかりますからね〜。

シラスのソース

ベースはいつものアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ。少し味の深みをだしたかったのでアンチョビをちょろっと入れて。シラスもアンチョビも片口鰯だから、これって親子丼じゃなくて、親子パスタ???

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うち、ちょろっとでも生臭いとNGなんで、シラスのままトッピングはリスキー。ということで、薄く色づくくらいまで炒り焼きにする感じで香ばしさを纏わせて、白ワインドブっと入れてお出汁引き出して。

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南イタリア風なら イタリアンパセリ+レモンとかかな〜、と思いつつ、魚飯イメージで大葉たくさん買ってたので、ここで突然の日伊同盟締結(?)、の和風へ。パスタと和える用のものとトッピング用のものを準備。

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定番の鶏牛蒡

パスタだけではさびしかろ、という事でど定番の鶏牛蒡を添えることに。ほんと牛蒡様腸の調子を整えてくれる優れものですね。常連の方は、また〜、ですが、一応レシピ載せておきます。

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鶏さま手で割くと20分ぐらいかかるので、牛蒡柔らかくなるのに丁度な感じです。筋肉の繊維に沿って出来るだけ細くした方が味わい深くなります。

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グラン・フィーネ

海水くらいに海塩入れた湯でパスタを茹でて、湯切りして温めたソースにドボン。茹で汁少々で水分調整しながらパスタにソース吸わせて。大葉と胡麻をトッピング。

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鳥牛蒡も炒り胡麻パラっとして。

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水とオリーブオイルで練ったパスタはもちもちしててシラスの優しい食感と相性良かとです。シラス大葉胡麻と入るともう完全に和の風味。。。ここまでするならアンチョビの代わりに、いしるかしょっつる入れてうどんでもよかったかも(泣)。


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からも素敵な日になりますように。

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夜の花壇。ユリウスが少しあやかしな感じ。


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