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お初のブジアーテをプーリア風のブロッコリーソースで作ってみました。

 先日のkaorina091さんが記事で紹介されていたブジアーテ。

シチリア州とカラブリア州のパスタ。busiate trapanesiは、伝統的に地元の雑草の小枝にパスタを対角線上に巻き付けていくことで作られる

wikipedia

だそうで。シチリアとカラブリアはメッシーナ海峡隔ててお隣だから同じような文化もあるのかも、ですね。
 もう、常連の方はお気づきかもの鴨葱ですが、完全に作りたいカモ、の気持ちカモ〜ンで、で作って見ました、な今日のお話。

 kaorinaさんがご紹介されてたのは蝦とピスタチオ、とちょっと豪華なもの。こんなんいいなあ、と思いながら、なんせ、お初で。ほんまにちゃんとしたものになるんかい、って感じだったので、豪華材料揃えてドツボったら命の危険が、ってほどではありませんが、ま、あるものでなんとかしようかと。

 参考にしたのはこちら。え〜、こんなんあるんだ、って見てるだけでも楽しい本。以前いこまゆきこさんが紹介されてて。表紙にもなっているフリフリのマファルディーネ、無限軌道みたいになってしまった悲痛(?)な過去も(泣)。全部作ろうって思いながらまだ1/5くらい。先は長うございます。
 この本では、カジキマグロと生のオレガノを使ったシチリアの伝統レシピが紹介されてます。

パスタを作る

 いつものデュラムセモリナ粉+卵の生地、コシは強いんですが、伸びがあまり良くないので、今回は水だけで。イタリアと違って軟水なので、少し岩塩多めにしてます。

ラップして30分以上寝かせてからもう一度捏ねて寝かせてます。
この生地、わりとぷにょん、っとしていて伸びやすい感じ。

 出来上がりはこんな感じ。 、、、なんか楽しい、って相変わらずの変態全開ですぅ。無限に続けていたい感じ(笑)。くるくると巻き付けて行って、ころころところがして、すぽっと抜くだけ。以前作ったトロフィエに比べると圧倒的に早く作れるし、パスタマシーンなくてもいけるんで、お手軽かも。

なんとなく並べて悦に入る、の図。
ちょっと巻きが不揃いなのはご愛嬌ですwww。

 これは、きっと太古の昔より続く螺旋好きの遺伝子が組み込まれているに違いない!アンモナイトも螺旋だし、ってそもそも遺伝子二重螺旋だし。。。こんど二重螺旋に作って、、、って、お前の頭のネジがゆるんでるんじゃね?ってね(笑)。
なんとなくスプリングのようにも見えますね。そういえば、英語の授業で、"Spring has come, that's fine."を、バネが来た。すばらしい!(これで機械が直せる)って訳してペケいただいた恥ずかしい過去がwww。

ソースを作る

 あるものでなんとか、ということで、プーリア風のブロッコリーソースで、なんていうとちょっとレストランみたいな。オレキエッテという耳たぶみたいな形のショートパスタと合わせることが多いようなのですが。ま、プーリアとカラブリアもお隣だから、って一緒にするな、って言われそうな(笑)。
 いつものアーリオオーリオ・エ・ペペロンチーノにアンチョビとブロッコリー加えたものです。本家本元ではくたくたになるくらいまで茹でて、潰しながらソースにするらしいのですが、うち、食感原理主義者(?)がいるんで、トッピング用の蕾いくつかはさっと茹でるくらいにして。

ブロッコリー、なんかしょぼくね?と思し召しのあなた。
正しいです。うちで育ててて、もう何度か収穫してて、
もう花咲いちゃうぞ〜、ってなりそうな残ってた蕾なんで。
ここでなんとなくシチリアの伝統レシピに近づけよう、なんて思い始めてオレガノも加えてます、
って当然生なんか手に入らないので乾燥もので。
なんとなく色が寂しかったんで、彩と味のアクセントでピンクペッパーも加えて。

仕上げ

 海水くらいに海塩入れた湯で、パスタと時間差でブロッコリーの蕾入れて茹でて。ソースはあたためておいて茹で汁少々で味付け&オイル乳化させておいて、湯切りしたパスタとブロッコリーをドボン。少し煽ってパスタに味をなじませて。

付け合わせは温野菜とルッコラ。

育てている、ルッコラ、スナップエンドウ、芽キャベツ。
オリーブオイルと塩胡椒で和えて。ちょっと茹ですぎ(笑)。
ぼちぼち虫さんたちの猛攻がはじまりそうなんでぼちぼち終わりかも。

後書き

 思っていたより形も作りやすいし、空洞になっているのでソースも絡みやすく、食べた時の食感も楽しい感じで。最後にころころさせて作るんで、厚みもいい感じにできて。なかなか楽しめました。いや〜、ほんにイタリアのパスタ、奥が深いですね。次回は、ちゃんとした伝統レシピで作ってみたいです、っていつものようにいつになるか分かりませんが(笑)。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日の日が素敵でありますように。また、これ以上悲しみが広がらないことを祈って。

名残の梅。似つかわしくないほど暖かくなってますね。


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