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何にも無い時のローズマリー風味のポテトのラビオリ トマトソース

買い物行けないなぁ〜、と冷蔵庫見たら、ありゃまの肉も魚もなくて。頼みの綱のソーセージとかも。。。折角の休日ディナーがこれではさびしかろうと。。。ま、もともとディナーっていうほどではありませんが。

十年前にもこんなことがあったな、と。スーパーから食材が消えて。あるものでなんとかしていたことが。もちろん、住まいもインフラも大丈夫だったので、大変なうちには入らないですが。あらためて、今もさまざまな困難を抱えてらっしゃる方のことを思うと胸がしめつけられるようですね。

大したものなくても、のお料理で、すこし思いを馳せながら、でも明るく前向きな感じで、の今日のおはなしです。

今日のお題

冷蔵庫にあるもので、満足感のあるものを作る
あるもので使えそうなもの
・じゃがいも3個
・玉ねぎ1個
・卵2個
・パルメザンチーズ(塊はなし)

なんにもあらへんがな〜、に近い状況でございました。やっぱ食事時間おくらせてでも買い物いかんといかんかなあ、と思いつつ、思い出したのがサルディーニャのクルルジョネス。ジャガイモをマッシュしてチーズとミント加えて詰め詰めした麦の穂のような形にしたラビオリをトマトソースとかセージバターで食べるもの。
ミントもペコリーノも時間もないけど、なんちゃって、ならなんとかなりそう。そのうちちゃんと作ったのもご紹介します。

リピエノ

丸ごと茹でた男爵芋を熱いうちに皮剥いてフォークで粗めにマッシュ。丸ごと茹でた方が風味が残るのと、水気多いと包んだ時皮がベタベタになってえらいことになるんで。熱いうちにマッシュすると水分も飛んでくれます。。。皮剥くの熱いですが。お熱いのがお好き?なんて。

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ミントはないので、プランターに生えてるローズマリー刻んで。

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ジャガイモの粗熱取れたら、パルメザン、卵黄、バターちょろっと、胡椒すりすりして入れて。

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軽くねりねり。。。ほとんどポテトコロッケの具のような(笑)。あやうくここからコロッケに宗旨替えしそうになりました。

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ソース

ちばっとでもご馳走感出したいので、ここは王道のトマトソースで。情熱の赤、ですしね。玉ねぎしっかり炒めてあま〜くして、ポテトとの相性良くする作戦。

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リピエノが優しいので、焦げ臭つくとよくないかな〜、で、ひたすらかき混ぜながら、オリーブオイルで炒めて。ここは修行ですね。六根清浄六根清浄と唱えながら、方時も手を休めず、玉ねぎがあま〜くなるまで。

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トマト缶どぶっと加えて、塩ひとつまみ。30分くらいトロ火でくつくつと煮詰めて。

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生地

リピエノに卵使ってしまったので、こちらは水とオリーブオイルで。少しオリーブオイル多めにすると、コシは出にくくなりますが、延びの良い生地になるので。。。実はちょっと手が滑って入れすぎ。デュラムセモリナ100%、加水率50%、オリーブオイル5%、岩塩1%で。

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丁寧に水回し

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コシが出るまでこねて。。。。オリーブオイル入れすぎたんでまとまりが悪いです。表面に油が出てきてしまってます(泣)。ラップして30分以上寝かせて。

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クルルジョネスの形にしてもいいかなぁ〜、と思いつつ、ちょっと時間の関係で、普通のラビオリの形にすることに。薄く伸ばして、セルクルで丸く抜いて。四角くすると生地が無駄なく使えるんですが、なんかこう、具のないところが”仕方なくできちゃいました”感があって、それを少なくするために丸く。

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リピエノを丸めて置いて

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もう一枚生地を乗せて、空気を抜くように周りを抑えてから、フォークでもう一度ぐるっと抑えて。これ、しっかりつけるのと、ここにソースが絡みやすくなるんで、って考えたイタリア人、やっぱり美味しく食べるのに命かけてますね。

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で、できました、の図。

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リピエノの余ったのはちょろっと小麦粉加えてニョッキみたいにして。四角いのは、丸く抜いてあまった生地もったいないんで、もう一度伸ばし直して。で、ちょっと白っぽいのがわかりますかね。。。ここでまた丸くぬくと、永遠に続くことになるんで、、、で、結局四角いのも作ってます(笑)。

海水くらいに海塩入れた湯で茹で茹で。リピエノに火は通っているので、あたたまるくらいで。湯切りしてトマトソースと合えてできあがり!

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玉ねぎの甘味たっぷりのトマトソースとじゃがいもの相性結構良いです。。。が、やっぱりちょっと寂しいかも。満足感はありましたが。やっぱり買い物はちゃんと行った方が良い、ということでした。ち〜〜〜〜ん。



十年前の事を心に留めながら、希望の火が途絶えない事を、未来が明るくなることを祈りつつ、そして、小さなことでもできることを全うしたいと改めて心に刻みつつ。

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石巻市 日和見山のさくら 2019.04.19







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