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料理の雑記帳

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料理をしていると、うまくいかないこともよくあります。自分なりに理由を考えて、試して、解決できることもあれば、いろんな人に聞いてみて教えていただいたり、本から学んだり。そんなことを…
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2020年9月の記事一覧

職人さんの道具 卵のラビオリ

手作りが好きです。手の温もりが感じられて。 稲刈り手伝ったときに農家のおばちゃんにいただいた、顔のようにおおきな塩むすびのおいしかったこと。 何ヶ月もかかって実ったお米を、”あついうちににぎらないとおいしくないのよ!”と笑いながら、やけどしそうなあつあつのご飯を握ってくれて。 みならってやってみました。火傷しました。でも、ふしぎなもので、なんどもやっているうちに、握れるように。。。なんか、すこしだけおばちゃんたちに近づけたようで嬉しくなりました。 ラビオリ作る時の道具。イ

秋の気配

そらが高くなってきましたね。まだまだ暑いですが、木陰にはいると肌に触れる風が少しやさしくなった気がします。 秋来ぬと 目には爽やかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる ・・・う〜。なんか似合わない。うん。やっぱり食の世界の住人としては、食欲をガソリンにして、料理暴走族、、、くつくつくつ。じゅー。なんか迫力ないですね。 秋と言えば、、、もう少しで栗。去年は高くて手がでなかったけど、今年はどうでしょう。 栗おこわ、栗だけで作る栗きんとん、、、、ああ。やっぱりこっちの方がに

三人目の料理の先生

日本料理、なんか、お琴の調べが聞こえてきそうな響きがあって、敷居が高いというか、難しそうなイメージがありました。 ある時であった、料理人 野崎洋光さんの本。シンプルで、特別なものを使わなくてもできて、簡単なのに、本格的。 なんか、澄んでいるんです。お料理が。たたずまいも。 ご本人も素敵な感じで、やわらかいのに芯がある、ああ、料理って人柄がでるんだなあ、としみじみ。 私の和の師匠はこの方です。(って、勝手に弟子してます(笑)。)

チーズおろしの地獄から救ってくれた神

おおげさな、とお思いかもしれませんが、、、わたしにとっては地獄から天国に導いてくれたお道具のお話です。 硬いチーズはできるだけ塊で買ってきて削って使うようにしてます。味と香りが違うのと、経済的なので。売ってる小さな塊削ったら、ボールいっぱいになってびっくりしました。と、粉チーズより少なくてもチーズの風味が楽しめて。幸せ。 最初は大胆にチーズを大根おろしでおろしてました。時々大根おろしにチーズの風味が混じってましたが(洗ってもとれないんですよね)。 チーズおろしがあればい