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レシピを書いてみました。和・洋・中・韓 編

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家族の好みに合わせているうちに何料理かわからないようなものになることが多いのですが、美味しく食べてくれることが一番。定番になったものを綴ってまいりたいと思います。
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#蒸籠

春と秋の共演。山菜茸おこわと焼き栃尾揚げ。

 由緒貧しいご幼少のみぎり(?)、山菜、自然薯、茸、あけび、山栗とか食べてた記憶が。当時は山菜とか苦いだけでなんでこんなもんばっかり食べさせられるのか、って思ってましたが。冬のお八つは干し柿と干し芋でしたし。ほんに都会の子が羨ましかった、って今思えば贅沢かも。自然薯、1mくらい掘らないといけないからすっごい大変だけど、摺り下ろすと箸でつまんで全部持ち上がるくらい粘りが強くて、味わい深いもの。茸も天然は風味も味も濃くてさっと湯がくか網焼きして醤油たらっとするだけで、もうご飯なん

目から鱗、皮から実がポロリ。栗剥き地獄からの脱出 〜栗おこわと焼き鳥〜

 とある日のお買い物の時、いつも立ち寄るお店でぼちぼち栗安くなってないかな〜と探してたら、栗剥きいらずのぽろたん栗というのを見つけたのでございます。すでにご存知の方も多いかものカモノハシではございますが、半分に切ってオーブントースターで12分焼くか600wの電子レンジで3分加熱するだけで渋皮までとれてしまうとポップに書いてあったのです。 鉄の指を誇るわたくしめでも、指の腱鞘炎と戦いながら延々とむき続けて、それも雑にやると身が減ってしまう恐怖(?)と戦いながら、、、って戦闘も

ばっちゃんたちの味2 五目おこわ

大勢集まって、わいわいいいながら食べるご飯って美味しいですね。何を食べるか、より、誰と食べるか、でしょうか。 そんなことも叶わなくなっていますが、気分だけでも。 ばっちゃんたち、人が集まる時とかよくおこわとか赤飯とか作ってて。 ”こんばんさぁ○○さんぢのよめっこさぁくるだから、いっぺいつくっかね” ”んだな。いっともむすかね” これの意味わかる人いらっしゃいますかね(笑)。 たくさん作る時はガスだと火力足りないんで竈門が活躍。 薪を焚べて、お湯沸かして、が子供たちの仕事。

おせち(?)のリメイクで田舎風の五目おこわ

幕前の口上うちはおせちっていうほどのものは作らないのですが、常備菜的な煮物は作ってあって、朝とかお昼とか、ちょっと一品二品欲しいかな〜と言う時に添えてて。 ただ、ほぼ同じものが3日も4日も続くと、もう、飽きた〜、というか箸をつけてもらえなくなる前になんとかするのが調理人の務めでございます。 シチリアにお住まいのKaorina091さんが時々前日余ったお料理を、素敵にリメイクされてて。 味が染みたり馴染んだりしたものを使いこなすのも楽しいかも、と思い立ってのお料理。ご笑覧いた