麻雀あれこれ 完先覚えてますか?

私が麻雀を最初に覚えたとき・・・最初に打っていたルールは「完全先付け」だった。
連盟の公式ルールに少し近いけど、もっと制約の多いルールだった。
「完全先付け」(以降 完先)は極力面前で手を進めるルールだ。

禁止されてる主なルールは次のようなものだった。
クイタン無し
先付け無し
手役確定で無ければロンできない
面前でツモれば問題ないけど、手役確定でないと副露できない
フリテンリーチは即チョンボ ツモりあがってもリーチをかけたらチョンボ
副露して確定していない手役で手役確定で上がったらチョンボ
役牌を先に鳴ければ後は自由にポンチーできる さきにオタ風を鳴いているとチョンボ
と・・・まぁ・・・こういうルールだった。
つまり極端に鳴きを制限しているルールであった。
この完先でみんなが一番狙うのは少しでも早く面前テンパイしてリーチを掛けることだった。

事実、完先ルールで打ってるとみんな面前テンパイが早い。
それとリーチを掛ける割合が高い。ダマテンだと手役が確定していなければならないから・・・。
したがってダマテンは面前タンヤオか平和が多かった。

制約ばかりで面白くないと思われがちだが、実際は重い手の応酬になりやすい。
1000点なんぞ親ケリくらいしか狙わない。
リーチに対してもみんな慎重である。重い手が多いからだ。
愚形リーチも多いのでスジ牌なんぞまず出て来ない。
結局はテンパイの速さと河の読みが勝敗を左右するのだ。

こう書いてきてどこかで見たことあると思われた諸兄も多いだろう。。。、
そう・・・チーム雷電のセレブこと黒沢咲プロの打ち方がこれに酷似してる。
黒沢プロの成績を見て思うんだけど。完先の打ち方は現代麻雀にも対抗できうると感じる。

早い面前テンパイを目指すのだから、当然牌効率は身についている。
牌理といわれてるものもそうだ。
完先はこれが出来ないと勝負にならないのだ。
言葉は知らないよ・・・牌効率とか牌理とかはね。でも自然に身に着けてるのが完先上がりの雀士なのである。
私の打ち方を分析するとスピード(テンパイスピード)が群を抜いて早い。
それこそが私の武器・・・主戦兵器なのだ。
ただ・・・鳴きはお世辞にも上手いとはいえない。それがこれからの課題だね。

完先の影響で好きな手役が変わる。
私は対々和と一気通貫が好きである。
特に一気通貫と三色同順の選択では一通に行くときが多い。
なぜなら一気通貫は確定させやすいからなのだ。
麻雀は面白いな・・・。

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