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買ってもらう“申し訳なさ”

made in Walesのモノを集めたLife style shop 「cymry(カムリ)」です。
すっかりnoteが久しぶりになってしまいました。

noteでは、Walesのこと以外も、自分の思ったことを正直に書いている(吐き出している?)ので、ふと我に帰って“こんなこと書いてどう思われるのか”とか“このアウトプットは意味あるのかなぁ”と不安になります。そんなことを一度思ってしまったが最後、PCと向き合うことを少しやめていました。

しかし、冷静になって「他人は自分のことを気にしていない」ということを改めて思い出し、また子育てしながらもがき動いている私みたいな人がいるということをここに書き残しておいてもいいんじゃないかと思い、また書き出した次第です。そして何より、今の日常はほぼ子育て一色で、友人に会ってもまだ5ヶ月の我が子が気になって、深い話ができることはなかなか難しい…。思ったことを外に出す場はどんどん減っていきます。だから、私にとってこの場所は、意外に大切なのだと思います。

そんなウダウダとした日々でしたが、今年お知り合いになった素敵なカメラマンの方がcymryでお買い物をしてくれた際、「最近友人や知り合いがやっているお店でお買い物をすることが楽しい!」と仰っていて、なんとなく胸に引っかかるものがありました。

なぜかというと、ショップを運営している者として自分の友人や知り合いの方が購入してくれるのは本当にとても嬉しく、心の底からありがたい。ですが、心のどこかで「申し訳なさ」をいつも感じていました。

“気を使って買ってくれたのかな”
“本当に欲しいものだったかな”
“無理してないかな” 
など・・・・

「購入いただいてしまい、なんだか申し訳ない…」と言ってしまうのです。自分が自信を持ってセレクトしたモノたちであることは胸を張って言えるのですが。。

そんな中、4月の蚤の市でご一緒させていただいたリサイクルショップのone or eightさんやそこで働きながらご自身でもベーグルショップをされているbagle matoricariaさん、ドイツやチェコなどの雑貨のGemischさんのお店へ、立て続けにお邪魔させてもらうことがありました。

どの方も催事でご一緒した時とはまた少し違う顔をしていて、「自分の城」の中で自らがセレクト・作ったものに囲まれている幸せそうな表情。そんな方々に対峙するとこちらも幸せな気分になり、知り合いだから気を遣ってお買い物するのではなく、いち消費者としてお買い物することがとても楽しく感じました。

また、前職の先輩が立ち上げた呉市にある結わふというスペースで行ったワークショップに参加したり、同じく前職で一緒だった方が設計されたコンポストを購入したり、友人が京都の実家でオープンしたワインショップMaenotaのTシャツを購入してみたり。もちろん同じく自分で事業を立ち上げている友人からはたくさん元気をもらうし、応援したいという気持ちもありつつ、でも一番感じるのはそこで消費をすることが純粋に「楽しい」ということ。

カメラマンの方が仰っていたことって、こういうことかな?と少し理解することができた気がします。なので、これからもし友人がお買い物をしてくれたとしても「申し訳ない」ではなく、素直に「ありがとう!」とお礼を言おうと思います。

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