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大学院と学部の3つの違い。今も役立っている学び

〜あらすじ〜
大学4年時に、大学院の授業も取れる科目等履修生になって、日本語教育どっぷりな忙しい生活を送っていました。
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大学院と学部の違い3つ

大学院の授業は、学部の授業よりも専門性が高く、「研究」という感じでした。


1.授業が少人数

大学院生が学部生より人数が少ないこともあり、授業も少人数で行われていました。

学部のように大教室での授業はなく、先生と院生のお互いの顔が見えるくらいの規模感です。

その分、個人の学びや研究が重視されていることを感じました。


2.年齢層が幅広い

当時わたしは大学4年生のときに大学院の授業を取る科目等履修生でした。誕生日は11月なので当時21歳。わたしが一番若かったです。

20代後半の人、40代くらいの人、定年退職後の人など幅広い年齢層の人が学んでいました。


3.名門大学の卒業生や留学生もいて、真面目な雰囲気!

学部ももちろん楽しかったけど、やはり社会人。

自分で学費を払っている人が多いだろうから、やはり真剣に学びに来ていると感じました。


今も役立っている、実践的な大学院の授業


その中でわたしが好きだったのは、「日本語教育実践研究」の授業です。


実践研究は
自分が教えている学習者や授業で困っていることを一つ選ぶ。
➡️それについて、先行研究で調べてみる。
➡️実際に自分が教えている学習者に実践して振り返る。
という流れで行います。

わたしが当時、日本語サポートしていた留学生は日本語の発音に自信がなく、「変だったら直してほしい」とのこと。

それまでは言われたとおり、不自然なときは指摘して練習していました。


先行研究には「神経質になると、心理的負担になる。ネイティブスピーカーを目指すことはない。」とありました。

そこで、あまり細かく指摘しないように気をつけながら教えることに。

複合語のアクセント


その学習者は特に複合語が苦手でした。

複合語とは「ガス会社」のように、2つのことばがひとつになったもの。

日本語のアクセントはヤマが一つですが、この学習者の場合、「ガス」「会社」のようになってしまっていました。

1つの言葉にヤマ(音が高くなるところ)は1つ、という法則を教えて、あまり気にしすぎないように伝えました。

すると、意識することで自然な発音に近づいていました!

実践&研究でTry!


このように、実際の「現場」と「研究」を合わせた授業が一番おもしろかったです。

考えても答えが出ないときは、調べたり、先輩に聞いたりする‼️


そして、自分でやってみる‼️

この流れが自分の中にできたのは、今思えばこの授業のおかげかもしれません。

知識も経験もないのに、いくら考えても答えは出ないですもんね!

さくっと調べて、実践してみる。


もちろん、うまくいかないときもあるけど、そしたらまたしっくりくる方法を探す…

遠回りのようで、近道なのかもしれません。


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