はみ出ることを恐れるな
「何かが足りない」 そのことを恥じることはない。
恥じる暇があるならば、「足りない」事が工夫と創造の源となる事に
早く気付くべきだ。
いかに多くの人が嘆いているだけで人生を終えている事か。
輝いているように見えるあの人の人生を
歩むことは君にはできない。
できないならできないなりの、工夫が君に出来るか。
そのもがきが、誰にも負けない、誰にもないにじみ出る個性になる。
誰かに認められるわけでもなく、誰に気付かれるわけでも無いかも
しれないけれど、他人には絶対に歩めない、
他人になろうとする努力ではえられない人生が、そこにあるはずだ。
チャールズ・ライクが50年前に悩んだ苦悩。
誰もが羨むはずの人生を歩むはずだった彼を悩ませた同性愛に関する悩み。
彼の苦悩に比べれば、「自分らしさ」を追い求めようとする現代人の悩みなんてちっぽけなものかもしれない。
人とは違う人生を歩みたいと思う一方、人と違う人生を歩む勇気がある人は本当に少ない。
なぜなら人とは違う人生を歩みたいという欲求には、人に注目されたいという欲求と結びついている事が非常に多いからだ。
自分を真剣に見つめ、自分の全てを受け入れて行きてゆく事は、誰にも理解されない人生かもしれないリスクを背負うことを噛み締めながら行きていく事と同じだ。
今の君には、その勇気が有るだろうか。
欲しい欲しくないと与えられるものは違う。
人と違う事に嘆くだけの人生でいいのか
違った事実を受け入れて創造し工夫する人生をおくるのかは自由であるはずだ。
生きることに意味なんて無い。でも、生きている限り、息苦しさは続く、
だからこそ、他人になりすまそうとする無駄な努力はやめるべきだ。
はみ出たっていい。
はみ出なければ、君を保てないなら、それでいいじゃないか。
それで人に迷惑をかけていないならば、それでいいじゃないか。
はみ出ざるを得ない君の事情を、あざ笑うひとがいるならば、
言わせておけばいい。君は、君の自由を謳歌すれば良い。
あざ笑う人は、他人をあざ笑うことで、自由でいられない自分を保っているのかもしれないのだから。
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