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映画の感想

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見た映画を思い出すためのマガジン。
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記事一覧

映画の感想 「月」

新聞で紹介されていたので見てきました。 手を下したのは1人だけれど、それ以外の人たちがしてきた事、そういうことをさせてしまう余裕の無さ、それを生み出している私たち…。 私は多分わかってないとは思うけれど、映画を見た事は覚えておけるかなと。

映画の感想 「インファナルアフェア 無間道」

好きな映画は?と聞かれて答える「インファナルアフェア」が4Kで復刻上映中(涙) 香港マフィアと警察の戦い。マフィアは契りを交わした若者(アンディー・ラウ)を警察学校に通わせて、警察官に仕立てて警察の情報をマフィアに流させ、警察は警察学校に入ってきた優秀な若者(トニー・レオン)を敢えて退学させてマフィアの手下にさせてマフィアの情報を警察に流させる。マフィアのボスが最初、潜入させる若者たちに伝えたのは「多くの兵の上にボスがいると言われているが、俺はそうは思わない。(兵であっても

映画の感想 「君たちはどう生きるか」

第二次世界大戦中が舞台。 いろんなモノの集まりが、それぞれの役割を持って主人公にアタックしてくる。 細かい意味はわからないけれど、どうなるの感でドキドキする映画でした。 その日に食べたフォー。麺にライム美味^_^

映画の感想 「コンテイジョン」

Schooで紹介されていたので、見てみました。 ウイルスとそれへの人間の関わり方で発生する諸問題について、今(2022年)起きていることが、想像力と取材力で描くことができるってすごい、と、思いました。 あと、こういう感染症の話は昔から繰り返していることでありながら、科学は進歩しているのに、逆に、どうして、昔よりひどいことになってしまうのかと残念にも思ったりしました。 SDGs関連の本を読んだりしていると、本当にいろいろな課題があって、「こうなってしまうよ!」とたくさん情

映画の感想 「Dune」 と Google翻訳の話

写真はアメリカのブライスキャニオン。 映画好きの中学生がおすすめの映画第4位と教えてくれたので見てみました。 運命背負っている男の子の母親ってかっこいい!、と、母親目線で思いました。が、その母親もすごい運命を操る能力・気力の持ち主という設定なので、母親らしいかっこよさという話でなく、人間としてそもそも強いので、何も真似できるところはないのですが。 西暦10190年の話。宇宙帝国という枠組みの元、希少なスパイスを産出するという惑星「デューン」を治めることになったアトレイデ

映画 「かがみの孤城」とSDGsの話

地域の広報を見ていたら、不登校児童生徒が増加した、ICTでフォローをしていくうんぬんの話が出ていました。そういう子どもたちの心ってどんな状態なんだろう?と思って見てみました。 という事、パラレルワールド的なお話。 同級生にキツイ言葉を投げられるシーンとか、そういう解釈されちゃうの…とか、痛いシーンも多くて、見てて、苦しいです。 自分に1人でも味方がいる事、人に話ができる事って大切だなと思わされました。 もっとヒットして欲しいなと思います。 話はズレますが、この映画、「字

映画の感想 SHE SAID/シー・セッド その名を暴け

世界的な#MeToo活動のきっかけとなったアメリカの映画産業でのセクハラ問題を取り上げたNew York Timesの記事の裏側を描いた映画を見てきました。 苦しい内容ですが、勇気ある人たちの姿が描かれていて、登場人物たちに惹かれる映画でした。 この映画を見て、自分が知らなかったと自覚したことは、2つ。 1つは、古い事件を取り扱う意味を知らなかったということ。 もう1つは、人に言えない苦しさを抱えるというのは、人生をめちゃくちゃにされてしまうということ。 記者たちは、

映画の感想 RRR

再開発が進む品川で見てきました。IMAXで見たかったのです。3時間ですが、「おーーーそうなるの!かっこいい!!」の連続であっという間。楽しかったです。 「羊飼い」って何の比喩? なんで虎と戦ってるの? インドにはあんな超人がいるの? イギリス人ってそんな残酷だったの? 街に潜伏って、そんな簡単? なんでインド人の警官がいるの? あの矢はどうして無くならないの? と、わからない事だらけなのが、想像超えて面白かったです^_^ きっと、インドの歴史、インドの神話がわかるともっ

映画の感想 「シャドウ・プレイ(完全版)」 ロウ・イエ監督

2019年に一度日本でも上映されていますが、中国政府の検閲によって不完全版だったそう。今上映されているのはカットされた部分が復活した完全版。 都会の村って本当にあったの? 中国の経済成長期の金持ちってあんなに汚いの? あんな気持ち悪い話ばっかりなの? 刑事なのに、若者だとあんな軽率? 今はどうなの? どこのあたりが検閲NGだったの? ということなど、気になりました。 汚くて、気持ち悪いものだらけでげっそりします。人間、裏表があって、信じてたものがひっくり返る辛さを感じま

映画の感想 「非常宣言」

バイオテロをテーマにした韓国映画。 バイオテロが起きた韓国発ハワイ行きの飛行機。どこに着陸できるのか、症状がでた乗客と出ていないが乗客が機内でどう過ごすのか、飛行機の通過経路にある日本はどうするのか…。 正しいとか、みんなのためとか。 その正しさの基準が違うもの同士、どうやって話に折り合いをつけるのか。 ある意味、燃料切れというタイムリミットがあるので、時間切れって解決策もあるのかも〜とこの映画を見て思いました。 映画での解決方法は違いますが…。 写真は、国東半島の上

映画の感想 「金の国 水の国」

戦争に関わるアニメという事で、家族で見に行きました。 この映画を見て思ったのは2つ。 1つは、平和的に解決しようとするには「嘘」をつくことも必要なのかなと思い、正直さが必ずしも大切とは言い切れないのですね、ということ。 2つ目は、映画を観た後、私の疑問「金の国の王様はかなりシリアスにキリキリとした怖い様子で人殺そうとしたりしてるけど、水の国の王様は、大酒飲み比べしたり、どちらかというと呑気な印象。なぜだろうね?」に対して、次男が「金の国はあと50年で滅びるのが確定だから

映画の感想 「ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」

子どもと観てきました。 人間関係疲れたら、この映画を思い出そうと思いました。 「ロボットって「人の生活に役立つ」だけでなく、「友達としての役割のロボット」もいていいよね〜」とか、 「自分と合わない人が周りにいたとして、その人がすごく「いい人」に変わった時って、逆に自分の人生が大して面白くないものになるよ〜」 など、教えられている感じがしました。 私が年を取るころには、若い人は忙しくて相手にしてもらえず、友達ロボットが必要になるのか、と想像…。

映画の感想 「「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち」

Google mapで「震災遺構」という言葉を知り、「大川小学校」も目に入りました。他の震災遺構では、「ここでは〇人の命が救われました」などの表現が見られるのですが、大川小学校は「ここにいた〇人の命が奪われました」など表現で、訪れてみるには勇気が必要という気持ちになりました。 3月になり、「逃げる時間が十分にあった子供たちは、なぜ津波に飲み込まれてしまったのかを知るため」に起こした裁判を記録した映画があることを知りました。映画を撮るために撮られた映像ではなく、震災後の保護者

映画 「怪物」の感想

学校にまつわる話と言う事で観てきました。 誰も彼も、本当のことを言う義務はないし、本当の事を語るモチベーションっていうのが必ずしもあるわけではないし、本当の捉え方が人によってずれることもあるし、本当の事を言わない方が自分の大切な人やモノをまもれるなら本当に事は言うわけないし、そんな事が積み重なってる社会って誰もが被害者になりうる怖い社会…と言うのを観せてもらってる感じがしました。 そう言う意味で、倫理観とか宗教とかって言うものが求められるのでしょうかね…。ともやもやした気