ローラーで30分
今、ロー会なるものに参加している。一体何かというと、ロードレーサーのトレーニング用のローラーで室内で乗れるものである。要するにフィットネスクラブのエアロバイクみたいなものと考えてもらっていい。時間と場所と天候を選ばないからいつでも自由に乗れるわけなんだけれど、聞こえてくるのは、ぼやきが多い。音がうるさく汗だくになるので、玄関とか台所の端とか、ひどい場合には外に追いやられる。室内ローラーなのに外でやれと。世のオトーサン方は、相当虐げられているのが手に取るようにわかる。
そして、朝っぱらからやるのが、朝ロー。夜中にやるのが夜ロー。昼間やるのが昼ロー。へんてこなのが、夕ロー。夕方やるローラーなのだが、タローと空目するので、一瞬、何いってんだこいつ?犬の名前か?となる。
で、これをうちのチームメンバーが自転車のSNS STRAVAにアップして、今日は誰それが何キロ走ったというログがメンバーに周知され、おお!お前頑張ったな!とか、少し休んだらどうだとか、お互いコメントを入れあい、励まし合い傷を舐め合うという、ある意味、気持ちの悪い活動なのである。様子が見たい方は、これをみればわかる。https://www.strava.com/clubs/132734/recent_activity
そもそもは、うちのチーム、ペペローニシンセキのメンバーの一人、平野氏(現在、ロー会の教祖様と崇められている)が、「まじめに走る」ことを体現したもので、こつこつと日々ローラーを続けた結果、榛名ヒルクライムで、リスペクトに値する結果を出したのである。これは、吉本隆明の、あの「10年いっちょまえ説」と全く同じで、私も、平野氏に心から賛同することになったわけで、ロー会なるものが生まれた。
だからと言って、「さあ、皆んなで毎日ローラー頑張りましょう!」というような会にするつもりは、全くありません。ヒルクライムは、苦しい競技です。でも、ハマった人はやめない。どちらかといえば、続けている人が多い。とにかく、「まじめに走る」と、どうなるかを、ちょっと記しておこうと思う。汎用性はないかもしれないが、何かの参考にはなるんじゃないかと思うので、ロー会の様子を不定期でお知らせします。つづく。
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