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「サイボウズ式 第2編集部」を始めます

サイボウズ式 編集長の藤村(@saicolobe)です。久々に、記事を書いてみようと思います。

「雑誌を読んでくれている読者の名前と顔が、すぐに思い浮かぶんです」

こう話してくれたのは、元 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)編集長の岩佐文夫さんでした。

サイボウズ式とDHBRで実施した「働きたくなる会社とは」をいっしょに作り上げていく上でお聞きした言葉です。

この企画は、DHBRの読者と、サイボウズを題材に「働きたくなる会社」について議論をしたもの。岩佐さんは、DHBRを代表する精鋭の読者をすぐに集めてくれました。

この企画を通じて、いっしょに1つのテーマに向かって議論する読者の顔を見たときに、素直に「かっこいいな」と思ったのでした。

サイボウズ式の立ち上げから6年、伝えることはできたかも


サイボウズ式が始まって6年が経ちました。この間、様々な試行錯誤をして、読者の方に読んでいただけるメディアになってきたのではないかと思います。これはとても嬉しい。サイボウズ式は、読者がいないと成立しないですから。

サイボウズ式 初代編集長の大槻はこちらの記事で、こう書いていました。

「チーム」による「ビジネス」「コラボレーション」という軸での情報は少なかったのではないか、と思いました。そこで、このサイトのコンセプトは「新しい価値を生み出すチームのための、コラボレーションとITの情報サイト」としました。他のメンバーと一緒に仕事をするときに参考になる情報と、ときどき「サイボウズ」についてお伝えするメディアに育てていければと思います。

これは、いい感じで形になってきたのではないかと感じました。

ただ、もっともっと読者のみなさんといっしょに、新しいチームや働き方を探求していきたい。この想いは、サイボウズ式を引き継いだわたしの頭の片隅に、常にあり続けたのでした。

Meetupの定期開催、読者のみなさんと会ってみた


その打開策の1つが、サイボウズ式Meetupの定期開催でした。2017年の5周年を皮切りに、これまで8回開催してきました。

5周年記念の飲み会(笑)に始まり、「常識にとらわれない働き方」や「ブロガーズ・コラム」のイベントにしたり。そこでわざわざ来てくれた読者の熱量はとても熱く、わたしが期待していた以上でした。

人と会うと、一気に新しいアイデアが芽生えます。「サイボウズ式をみて、あ、変わらなきゃ! と思って実際に動き出した人を追う。もしくはそんなMeetupを実現してほしい」。そんなご要望もいただくことも。

あ、これだと。これを実現するためには、もっと読者と一緒に活動できる場所がほしいと思ったんです。

第2編集部 コミュニティを立ち上げます


それが「サイボウズ式 第2編集部」です。

サイボウズ式を楽しみにしてくれる読者が集まり、サイボウズ式編集部といっしょに、新しいチームと価値を作り出していくような場所です。今でいう「コミュニティ」なのかもしれません。

サイボウズ式は「新しい価値を生み出すチームのための、コラボレーションとITの情報サイト」です。

サイボウズ式編集部はこの実現に向けて、メディアから情報を発信してきましたが、それを読者の皆さんと実現したい。そういう場所を作りたい。そう思っています。

このコミュニティはなぜ存在するのか。「サイボウズ式を読者のみんなと、もっとおもしろくしたい」からです。実はこれ、サイボウズ式編集長のわたしが決めたことではありません。

実は今年の初めから、このコミュニティに参加してくれそうなみなさんにお声がけをして、いっしょに作ってきました。

オンラインだけじゃなく、実際に集い、顔を見合わせ、ディスカッションをしながら、この存在理由ができあがってきました。

もちろん、わたしも無策でいたわけではありません。むしろ、「こうしたい」という案はたくさんあった。

でも、読者のみなさんと作るものに価値がある。そして、チームでいっしょに何かを作ることがこんなにも楽しいものなのか。第2編集部を作りながら、そう思わざるを得ませんでした。

メディアのあり方は、広がりからつながりへ

ちなみに、「サイボウズ式を読者のみんなと、もっとおもしろくしたい」という想いは、これからこのコミュニティに参加してくれるみなさんとお話しすることで、徐々に変わっていくかもしれません。

それでいいと思っています。

むしろ、読者の皆さんとチームになって、顔を見合わせながら、新しいコミュニティを一緒に作っていきたい。この想いだけは変わりません。

サイボウズ式というメディアを媒介として、読者同士がつながり、編集部とつながっていく。その先に「新しい価値」が生まれると信じてやみません。

新しく生まれた価値の1つが、6月に実施したサイボウズ式Meetup第8回目でした。

詳細はこちらの記事を見ていただくとして、このMeetupは第2編集部のみなさんといっしょに作り上げたものです。

実はこのnoteは、Meetupを開始する前に出す予定だったのですが、第2編集部のみなさんの動きが早くて、こちらのnoteの記事は後出しになってしまいました(すみません)。

このコミュニティで何をやるか。詳細はこれから考えていこうと思います。第2編集部で。コミュニティの詳細は、こちらのnoteでお知らせしていく予定です。もう少しだけ、お待ちください。

コミュニティというチームで、新しい価値を一緒に作ってみませんか。

(写真:木村和博

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