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kintoneってどんな体制で開発してるの?

こんにちは。kintone開発チームマネージャーの岡田(@y_okady)です。

みなさんはkintoneというプロダクトをご存知ですか?最近はニュースなどで取り上げられる機会も増えてきて、おかげさまでたくさんの方に名前を覚えていただけるようになりました。しかし、具体的にkintoneがどんなプロダクトで、どうやって開発されているかをご存知の方は多くないのではないかと思います。

本記事では「もっとたくさんの人にkintoneや開発チームのことを知ってもらいたい!」という思いを胸に、kintoneの開発体制や現在抱えている課題をご紹介します。

kintoneとは

サイボウズの企業理念である「チームワークあふれる社会を創る」を実現すべく、kintoneは世界中にチームワークを広める役割を担う製品です。あらゆる業種の、あらゆる人の、あらゆる仕事を支援する業務改善プラットフォームとして、国内外で27,500社以上のお客様にご利用いただいています。(2022年12月現在)

kintoneは様々な側面を持ち合わせており、上記の 業務改善プラットフォーム だけでなく、ブラウザ上のドラッグ&ドロップだけでフォームとデータベースを構築できる Webデータベース、プログラミング不要で業務アプリケーションを構築できる ノーコード/ローコード開発ツール、チームワークを支援する コミュニケーションツール など、様々な表現で例えられることがあります。良く言えばいろんな使い方ができて、悪く言えばどう使えばいいかがわかりづらいプロダクトです。さらに「世界中のあらゆるチーム」という壮大な規模のターゲットも相まって、どういった人に向けてどんな価値を提供するのかを考えるのが難しく、未知の領域を切り開いていく感覚で日々開発しています。

kintoneについて紹介したいことはもっとたくさんあるのですが、今回はここまでにしておきます。よかったらkintoneの紹介ムービーをご覧ください。

開発チームの体制

kintone開発チームは、新機能開発チーム、フロントエンドリアーキテクチャチーム、グローバル向けAWS版クラウド基盤チームなど、目的に応じた様々なチームで構成されています。それぞれのチームには、ソフトウェアエンジニア、QAエンジニア、デザイナーなど、いろんな専門性を持ったメンバーが所属しています。また、サイボウズには製品開発をサポートする様々な開発支援チームがあり、チーム内外のいろんな専門家と力を合わせてひとつの製品を作り上げています。

ミーティングはすべてビデオ会議で実施され、サイボウズ社員が利用するkintone上ではテキストコミュニケーションが活発に行われています。オフィスによく出社する人もほとんど出社しない人もいますが、誰がどこで働いていても業務上困ることはありません。日本全国どこに住んでいても不自由なくチーム開発を進められるのがサイボウズの特徴です。

抱えている課題

サイボウズは日本を中心に累計1,000万人以上のユーザーにプロダクトをご利用いただいています。kintoneはその一部を担っていますが、世界人口と比べるとkintoneのユーザー数はまだまだちっぽけなものです。今の成長曲線を維持しても、世界中にチームワークを広められる日はやってこないかもしれません。チームワークあふれる社会を創るために、kintoneは今まで以上のスピードで進化し続ける必要があります。

一方で、kintoneのリリースから10年が経過して開発チームの人数は当初の何倍にもなりました。人数が増えることによって役割分担が進み、業務プロセスはどんどん複雑化して役割間の壁が生じやすい構造になりつつあります。技術面では、インフラやフロントエンドなどで古くなったアーキテクチャに起因する問題が顕在化し始めています。今まで以上のスピードで進化し続けるためには、組織、プロセス、技術など様々な課題を解決しながら、ユーザーへの価値提供も加速していかなければなりません。

以下のスライドで、kintoneの開発体制や抱えている課題についての最新情報をより詳しく紹介しています。よかったらこちらもご覧ください。

一緒にkintoneを開発しませんか?

kintoneは開発においてもビジネスにおいても転換期に差し掛かっています。開発では様々な課題を抱えているからこそ、大きなチャレンジの機会がそこら中に転がっています。幸いにも、熱意とスキルがあればどんなことにでもチャレンジできる文化がサイボウズにはあります。また、ビジネスにおいてはこれまでの10年間は日本での販売活動が中心でしたが、アメリカやアジアを皮切りにいよいよ世界展開に舵を切り始めました。開発者として、近い将来世界中に広まっていく可能性を秘めたプロダクトの開発に携われるのはkintoneならではのやりがいだと感じています。

チームワークあふれる社会の実現に向けて、世界中にチームワークを広める役割を担うkintoneを一緒に開発しませんか?同じ志を持った仲間とより良いプロダクトを作っていきましょう。ご応募お待ちしております!