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365日後にクルマ業界に帰る太田がCyberneXをあらゆる観点から説明します(残り344日)

初めまして、2022年1月からクルマ業界からローンディールという仕組みを活用してレンタル移籍してきた太田です!
この記事のシリーズでCyberneXをあらゆる観点から紹介をしていきます!

果たして私は、365日後にCyberneXを旅立つ時、どれくらい成長しているのでしょうか!!!!未知数の私の今後をお楽しみに!

■太田の略歴

  • 大学時代は工学部、材料系の研究室に所属

  • 卒業後、完成車両メーカーに入社

  • 11年間組立ショップの工場技術員として従事

  • 主な業務は製品の品質・可動率向上、設備調達など

つまりCyberneXの事業内容とまったくの畑違いの背景を持っています!

(写真一番右が太田。昨年の初めてのオフィス来訪時)

■ローンディール(レンタル移籍)とは

企業間で契約を結んで大手企業(レンタル元)の社員がスタートアップ企業などへ出向するというものです。
レンタル元のメリットは、社員がスタートアップ企業でのプロジェクトに従事し、組織を大きくしていく過程に関わることで新しい価値を見出していく経験を培うことができます。

魅力は、約430社の中から行き先を自分で選ぶことができます。会社から「○○社にレンタルで行ってくれ」と命令されているわけではありません。

あまり世の中的に知られていることではないので、こういう方法もあるんだ〜と思われた方はぜひ調べてみてくださいね!

■どうしてスタートアップにレンタル移籍しようと思ったのか

レンタル元にいた時、世の中がDX、第4次産業革命だとか言っている中で、実感がわいてこないと言う危機感がありました。世間で言っている大きな潮流に乗り遅れて、自社が将来無くなってしまうのでないか?といった不安を持つようになっていました。

戦後、レンタル元は企業として「社会的にとても意義ある事業をしている」と私なりに自負はありますが、社会の変化にも合わせていかなければなりません。正解のない、変化の激しい時代を生き抜くためにどうすべきか?

だからこそ、今「障子を開けて」外に飛び出すときではないだろうかと。今のレンタル元の状況は、センスメイキング理論でよく例示されるエピソードの「ハンガリー偵察隊のストーリー」に当てはめられると思っています。アルプス山脈で雪中行軍中だったハンガリー軍偵察部隊が、猛吹雪に阻まれ遭難しかけた際のストーリーです。

このケースでは選択肢が二つ考えられます。

①このままテントの中で天候が回復するのを待つか?
(ビジネスパーソンで例えるならば、会社はやばそうだから何かやらなきゃと思っているけど、リスクが怖いから何もしない。また自分が定年するまでは会社は持つ!と願う)

②リスクを承知でテントを飛び出すか?
このエピソードの結果は、いろいろなページで解説されていますので割愛しますが、私は②を選んでこの先やっていきたいとの心境でした。

今の自分の状況を何とかしなければと考えるようになった矢先、社内広告に「レンタル移籍の募集」が掲載されていましたました。「私が求めていたのは、まさにこれだ!」と。即日、応募して募集をかけている人事や上司に思いを伝え回りました。(その時、共感し応援してくれた皆様ありがとうございました。)

そもそも、レンタル元に入社した動機は、「クルマが好き」ということと、「日本の発展に貢献したい」からです。

だから今回のレンタル移籍先も未来の日本の発展につながりそう、かつネクストGAFAMを目指せるくらい夢あるスタートアップ企業に行きたいと考えていました。

■CyberneXに行き着き、どうしてもCyberneXに行きたかった

レンタル移籍先を決める際に、クルマは頭から切り離して候補を絞りました。今、レンタル元に必要な力は、先人が引いてくれたレールの上を伴走し続ける力ではなく、21世紀に新たな産業(ビジネス)を生み出す力だと思っています。自動車産業は約110年前に出来上がったものです。それがCASE(「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared & Services(シェアリングとサービス)」「Electric(電動化)」)と言われるように、これまでのビジネスのやり方を見直す潮流が来ています。

また、基礎科学の分野で最も解明が遅れているのは「脳」と「宇宙」と言われています。これらのやっていることを研究室から引っ張り出すことこそ、世界的インパクトを与えられて、新産業の本命なんだと言えるのではないでしょうか。

斡旋先からもらったスタートアップ企業リストには約430社ありましたが、真っ先に目に留まったのは、「新しい産業づくり」と「脳」の二つのキーワードのど真ん中にいるCyberneXでした。

■CyberneXに移籍して感じていること

働き始めて15日、まず驚いたことが3つあります。
言葉(単語)、業務ツール(アプリ)、人材の違いです。

例えるのであれば、渋沢栄一さんがパリを訪れた時のような衝撃を受けています!長い間、鎖国を続けていた日本人が異国の文化に触れたイメージとお考え下さい。

1つ目の言葉から。
同じ日本なのに、ミーティングで飛び交う言葉(単語)に理解が追いつきません笑。私は以前、アメリカ工場の製造スタッフとして駐在経験があります。まだ、その時の方が、ミーティングで議論されている内容が理解しやすかったと思っています。英語なのにですよ。

2つ目は仕事ツール(アプリ)に関してです。
自社で使っていたアプリケーションソフトはMicrosoft製品(Excel, Outlook, Teams)が主でした。しかし、ここでは主役のソフトは違います。Slack, Notion, Googleサービスなどです。イケてるスタートアップ界隈では当たり前のソフトだという事も知りませんでした笑。これがDXの潮流かと思い知らされています!!!

3つ目は人材についてです。
フルコミットメンバーより業務委託メンバーの方が多いことに驚きました。メンバーは各専門分野で実績を積んでいる方ばかりで、ある組織内だけで通用スキルとは違い、人材市場に自分を売れるスキルを持っています。

今後ますます優秀な人材ほど、魅力的なビジョンを掲げたスタートアップ企業を選択する流れは増していく気がしています。第四次産業革命の大本命は人材の大移動とも思えてなりません。

残りの期間の私は、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さ(青さ)を知る」。

情報感度を高めて、こんな時間にしていきたいと思います。

■この移籍後、何を持って帰ることができるか

レンタル移籍は日本古代から続く越境学習の歴史だと言われています。古くは遣隋使から明治維新後の岩倉使節団が思い浮かびます。外に出って行った人達が何かを持ち帰って、その後の日本を変えたという事実があります。だから、私の役割は、出来るだけ多くの人にCyberneXの一年間で得た見聞と経験を伝えることだと!考えています。

レンタル元ではひとりひとりが「意識・行動変革」しようと試行錯誤が行われています。しかし、私もそうでしたが、どうすればいいのか分からず、「最初の一歩が踏み出せない」人もいると思っています。進化論で有名なダーウィンさんは「生き残るのは強いものではなく、変化に対応できるもの」とおっしゃています。私は化学変化を促す触媒のような存在になって帰ろうかなと心に秘めています。

長い間、ひとつの環境にいると、私自身やレンタル元の気付いていない価値を見つけるのも重要な役割だと思っています。

こうした私の背中を見て、周囲のメンバーが「太田が外でやっていけるなら、私も続いて自社に新しい風を入れてみたい」と外へ一歩踏み出すきっかけをつくれたらと思います。

■今後の抱負

CyberneXには某大企業出身の発明王から連続起業家、元シリコンバレーのエンジニアまで揃っています。すごいバックグラウンドを持った方々ばかりです。

そんな中、畑違いの異業種異業務の私を移籍させてくれたCyberneXに対して「果たして自分はここで何ができ、どう貢献することが出来るだろうか」と必死に考えています。

まずは自分を知ってもらい、信頼関係の構築を急務かなと。
この一年間、粉骨砕身していきます!


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