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BCIプラットフォーム"XHOLOS"をリリースしました。

皆さんこんにちは。CyberneX CSOの泉水です。

この度、ブレインテックが身近になる世界の一歩目を踏み出しましたので、お知らせします!!

2022年5月20日、CyberneXはイヤホン型Brain Computer Interface "XHOLOS(エクゾロス)"を発表いたしました。

端的に言えば、脳情報を測る、そしてそれを解釈し、トリガーアクションを起こすというシンプルな仕組みです。
そのシンプルさ故に、脳情報をこれまでに無い簡便さで活用出来、これからのWell-being時代に必須のプロダクトになると考えております。

XHOLOSとは?


今回発表したXHOLOSは当社が独自に開発したEar Brain Interfaceの研究成果を踏まえ、当社が掲げる脳情報活用前提社会の実現に向けた中核のプラットフォームとなります。
中核技術は下記の2つ。
①イヤホン型BCI:XHOLOS Ear Brain Interface
②BCI活用ソフトウェア:XHOLOS Engine

ハードウェアは当社のルーツでもある富士ゼロックス(元富士フイルムビジネスイノベーション)時代から研究されてきたEar Brain Interface技術をブラッシュアップしたもので、高性能と使いやすさを凝縮しています。


何が出来るの?

XHOLOSを活用することで、ワイヤレスイヤホンを装着するだけで人々の脳の状態を、様々な手段で表現することが出来ます。
例えば、集中状態をリアルタイムにライトの点灯や音で知らせたり、テキストに変換してチャットツール(Slackなど)に送信することによって、集中力が高い勉強中や仕事中には声をかけないでもらう、またリラックス状態をリアルタイムに表現することで、自分にあったリラクゼーションコンテンツを探索したりするなど、様々なシーンで脳波を活用した新しいコミュニケーションの形を実現できます。



またXHOLOSをプラットフォーム化することによって、生体情報の分析アルゴリズムやトリガーアクションの設定の組み合わせを変えることで利用シーンにあったBCIの活用を柔軟に進めることができます。

XHOLOSは新たなユーザーインターフェースである

これまで、人類が開発してきた多くのユーザーインターフェースは、コミュニケーションにおいて相手に伝えたい情報を言語化されたものを、インプットする目的で開発されてきました。しかし、BCIの社会実装が行われることで、言語化することが難しかった人間の心理的な内面を表現することが可能となります。
心理的なウェルビーイングの実現に向けたサービス開発の重要性が叫ばれる昨今において、当社は言語化しづらい人間の内面を脳情報を用いて表現する手段を開発することで、人類にとってより本質的なウェルビーイングに繋がるサービスの開発に各社が取り組む事ができる為の基礎技術を提供いたします。

ダイエットをするのに体重計に乗るのは当たり前ですよね。
健康状態を確認するためには健康診断を受けますよね。
ではココロを豊かにする為にはどうしましょうか?
そういう指標も持たず、何かサービスを提供してくれる人に自分の状態も伝えられないままウェルビーイングを語ることはおかしいと私は思いますし、ココロの状態にしても、目に見えた成果がわかるからこそ、人は頑張れるものだと思います。

当社は今後、脳情報の種類及び取得精度の向上に引き続き取り組むと共に、XHOLOSを活用した自社事業またはパートナー様との協業によるソリューションの開発に注力いたします。
近日また新しい情報を公開出来る予定です。お楽しみに!

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