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アメリカ的な本

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私の主観なのですが、アメリカ的な本を集めました。
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固定された記事

ハードSFの世界から「プランク・ダイヴ」

<SF(20歩目)> ハードSFの巨匠は沢山の問題提起をしてくれます。読んだ後で考えるこ…

読書ノーツ
4か月前
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このSF設定がオモシロい「造物主の掟」

<SF(92歩目)> ジェイムズ P.ホーガンさんの40年ちかく前に書かれた作品です。 SF…

7

コンピュータの反乱「未来からのホットライン」

<SF(91歩目)> ジェイムズ P.ホーガンさんの50年ちかく前に書かれた作品です。 50…

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コンピュータの反乱「未来の二つの顔」

<SF(90歩目)> ジェイムズ P.ホーガンさんの50年ちかく前に書かれた作品です。 50…

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「星を継ぐもの」の様に「大技」が光る「創世記機械」

<SF(89歩目)> ジェイムズ P.ホーガンさんの50年ほど前に書かれた作品です。 作品内…

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中国の庶民の心「千年の祈り」

<文学(89歩目)> イーユン・リーさんの初期短篇集(デビュー作)から、中国の庶民の心を…

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バイオもの、そして表題通り母子もの「マザーコード」

<SF(87歩目)> パンデミックを経験した今だから理解できるバイオ兵器の致命的な問題点を考えさせられます。 マザーコード キャロル・スタイヴァース (著), 金子 浩 (翻訳) 早川書房 「87歩目」は、キャロル・スタイヴァースさん。 この作品で初めて読みました。 この作品はコロナ禍の時に読み進みました。「アフガニスタン」「バイオ兵器」という設定は、日本の作品でも多い。 その中で、終末を迎える人類に希望は子どもたちというのもかなり多い。そして子どもたちをAIが教育す

安定のコニー・ウィリスによるSFラブロマンス「クロストーク」

<SF(86歩目)> 早川書房と大森望さんの安定のコニー・ウィリスさんの作品。全く無駄が…

読書ノーツ
13日前
3

久しぶりに「ゾクゾク」な「妄想感染体」

<SF(85歩目)> 早川さん、おそらくホラーSFが次のブームとして仕込まれているのかも…

読書ノーツ
2週間前
7

オウムアムアみたいな天体が接近したら。。。「最後の宇宙飛行士」

<SF(84歩目)> 「宇宙飛行士」も普通の人間です。超エリートで失敗が100%無い神話…

読書ノーツ
2週間前
3

壮大な世界設定を素直に楽しむ「2312 太陽系動乱」

<SF(82歩目)> 読むと、何故か「星を創る者たち 谷甲州」を思い出させた。それくらい…

読書ノーツ
3週間前
8

SF作品ですが、丁寧な心情描写が素晴らしい「クロノリス-時の碑-」

<SF(81歩目)> 2001年に2021年を描いた作品、現実が追い抜いているが、204…

読書ノーツ
3週間前
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感情移入して涙腺崩壊です「いつか眠りにつく前に」

<文学(79歩目)> 自分がすれっからしだと感じた時に、心に「柔らかさ」を取り戻す。シン…

読書ノーツ
4週間前
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東アジアの伝説にまつわるアンソロジー「七月七日」

<SF(77歩目)> このアンソロジーは、東アジアの文化、伝説にまつわるSFアンソロジーです。 七月七日 ケン・リュウ、藤井太洋ほか (著), 小西 直子、古沢 嘉通 (翻訳) 東京創元社 「77歩目」は、ケン・リュウさんらしい素晴らしいアンソロジーです。 自分自身が東アジア文化圏に属しているのに、何も知らなかったのだなと感じた本でした。 ※それぞれの地域に、「伝説」あり。おそらくよく知られたものなのでしょうが、特に韓国、済州島の伝説は聞いたこともなかった。 幾つか印