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落語の笑いには<境界>があった

笑いとヒントを探しに、落語を観に国立演芸場へ行って参りました。「おもしろハッピー落語会 in 江戸」LinkedInで繋がっている皆さんとご一緒できて、落語もより一層楽しかったです!!

企画・お声がけ頂いた淀瀬 博行さん、高島 吏紗さん、松本 淳さん、本当に素敵な機会を有難うございました。

とても不思議で、引き込まれる演目があったので一部共有させてください。


おっちょこちょいな主人公が、ある忘れ物に気付かず、家に帰ってしまったのです。その忘れ物が道に落ちていたので、周囲に人が集まってざわざわしています。

さて、その忘れ物とは一体...それはなんと、その主人公の死体でした。

その彼自身の死体が、彼の忘れ物です。どういうことかというと、彼は自分が死んだことに気付かずに、死体をそこに置いて、家に帰ってしまったのです。(?!)

落語は、ひとりで何役も演じ分けて次々とストーリーが展開されていきます。主人公、その友だち、周囲の見物人、そして、主人公の死体。落語を聞いていると、全く同じ姿の2人(1人?)を、本人と幽霊という形で舞台上にイメージできます。

オチは、主人公が、自分の死体の足を持って運ぶというシーンで終了しました。落語ならではの面白さを味わわせて頂いたように思います。

取り壊しが決まっている国立演芸場で記念に👍

二次会後、ミーハー心で、出演者の桂 雀太さんと桂源太さんとお写真を撮っていただきました。ところが帰って見てみると、全く同じ姿の桂 雀太さんが2人...

私は忘れ物をして、現実を置いてきてしまったのでしょうか?

さて、主人公が現実と非現実の狭間で、なかなか自身の状況に気付かなかったのと同じように、私もその<境界>に笑いました。
主人公が現実と非現実の狭間で、なかなか自身の状況に気付かなかったのと同じように、私もその境界で笑いました。

この揺れ幅に心が動くので、セミナーでも、まずはこの境界をしっかり作り出すことが不可欠なのではと感じました。

まず最低限の境界を作るには、非日常のトーンで喋る、口だけで喋らず身体を使うなど、お盆中に公開するためのウェビナーの準備をしているので、少しでもこの感覚を取り入れられるように頑張ります。

楽しい時間を有難うございました!!

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出演の皆さま:桂 雀太さん、桂九ノ一さん、桂二葉さん、桂源太さん

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